文ろくの役

世間ではレスリング伊調選手のパワハラ問題が話題です
上方落語界でも唯一まともな一人の噺家が危惧されています

桂文鹿、六代文枝の弟弟子文福の弟子です
彼が叔父に当たる文枝を許さないとＦＢに書きました
文枝の愛人騒動に続いて起きた喜楽館名称問題です
私も愛人問題は無視してきましたが、名称問題には異議を唱えずにはおられません
喜楽館という名称は文枝が望んだ名前で事前に愛人と打ち合わせて応募させ
選考会という形だけの席で文枝の意向を反映させた結果
また複数の応募があり愛人が選ばれたのは偶然という説明でしたが
他の応募者も仕込んでいたそうです(愛人談）
この問題に全く答えず会長も辞さずなんら責任を取らない文枝
さらにそれを放置する協会
たまに愛人問題をネタにする落語家はいましたが
そんな中文鹿だけが専制君主の文枝に楯突きました
世間は名付けて「文鹿の役」
厳しい縦社会の落語界、どんな制裁を受けるか心配されています

私がおかしいと思うのはもう１点
今回の一連の騒動で米朝一門と鶴瓶がとった行動
このたび春之輔が四代目春團治を襲名しました
それを強く後押ししたのが文枝ということで
襲名披露の口上を拒否しています
騒動を引き起こしたのは春之輔ではありません
何故素直に襲名を祝わないのか
特に米團治はあろうことか春團治襲名と口走り、
自身の襲名披露には三代目が駆けつけています
義理を果すべきです
近頃の噺家は義理より小賢しい理屈を優先させるのか
落語は若い人に判り難い所があるとマクラで喋るが
年寄りには今日日の噺家が判らん

今回襲名披露公演と銘打ったのはわずか４箇所
（春蝶でも松竹座、南座を含め２０箇所やってます）
その一つ兵庫芸文の口上に並ぶのは文枝、江戸の好楽、漫才のナイツ
司会を務める一門の小春團治
これだけです
大名跡春團治の襲名披露がこれでは余りに寂しい

上方落語界はこれを善しとするのか