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2018年03月07日08:36

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ピンポン

黒線の魔術師、松本大洋原作の卓球スポコン物ですな。
クドカン脚本のハイクオリティな作品なのは間違いないですが、
ほぼすべてが原作通りなんであんまり仕事してないんじゃない?と思わせといて、実はこの漫画を実写でそのまんま成功させること自体が超困難だと思う。

ブルガチの画風で人を選ぶ大洋作品。ピンポンもそうなんだけど、CG全開のスピード感とポップな音楽のこの映画に不思議と違和感はなし。
俺の当時の上司が鵠沼海岸(作品の舞台)に家がある人で、ただそれだけの理由でこれ観て「何が面白いかさっぱりわからない」とかぼやいてたけど、
おっさん!死ぬまでわからなくていいわ!と愛想笑いを浮かべながら、会社の中心でアホ!と(心で)叫んでた俺。

主人公ペコ役を愛する(俺がね)窪塚洋介、スマイル役を雰囲気お兄さんの井浦新(当時はARATA名)、ドラゴン役はツルピカにした中村獅童、
田村のオババを夏木マリ。ちょっとここだけはマンガと趣が違う太田キャプテンを荒川良々(またそれもいい)とキャストもどストライク(個人観ね)。
バタフライジョーの竹中直人だけは「ん〜?」と思ったが、例のあんな感じの暴走はせず抑え気味でちゃんと納まっているかと。

さあ、
鋭センスのセリフ回しに笑い、変な間とノリの良さに身を任せ、
白い球と共に疾走して、何だかよくわかんない感動の涙を流せ!
お帰り..ヒーロー..。

【★★★★★】
【おススメの人:例の彼の試合を熱中して見ながら、ポイントごとに画面の彼と一緒に「チョレイ」と叫び、ハリバウアーをしてる人】
【おススメしない人:ついでに収録されてる本編のパロディ作「ティンポン」を観ても心が動かされない人←結局観させてるじゃねーか】


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