毎日新聞夕刊、ガンダムの事を知らない人がΖガンダムの記事を書いて、話題に。

＊2018年2月28日付けの毎日新聞夕刊に、
明らかにガンダムの事を知らないであろう人が書いた
と思われる、Ζガンダムに関する記事が掲載された。

毎日新聞
2018年2月28日　東京夕刊
「Ｉｎｔｅｒｖｉｅｗ
森口博子　原点回帰に魂震える　「Ｚガンダム」主題歌、３２年ぶり録音」　
https://mainichi.jp/articles/20180228/dde/012/200/013000c
>バブル直前の日本にロボット、いやモビルスーツ
>のブームをもたらしたのは１９８５年の
>「機動戦士Ｚ（ゼータ）ガンダム」だった。
>７９年に始まったＺの付かない初代は“序章”的位置付けで、
>「Ｚ」から、今に連なるロボットアニメ、
>ガンプラブームやアニソンブームが始まったと言っていい、
>エポックメークな存在である。



　突っ込み所、満載である。

　ネット上でも、この無知な記事に対する
批判が、相次いだ。


BIGLOBEニュース編集部
3月2日（金）14時18分
「初代は序章、ガンダムブームはZから…
　毎日新聞のガンダム記事にツッコミ殺到
「事実に反している」「無知の極み」」
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0302/blnews_180302_2398356855.html


　モビルスーツのブームをもたらしたのは、
一作目の「機動戦士ガンダム」が放送された
翌年の1980年あたりで、バンダイが販売を開始した、
「ガンプラ」　https://bandai-hobby.net/gunpla/
と呼ばれる、モビルスーツのプラモデル
がバカ売れしてからである。　

　本放送時のメインスポンサーは、
当時の中堅おもちゃ会社「クローバー」
が販売した、子供向けにしても
出来があまりよくない
合体ロボット風の「おもちゃ」だった。

　制作会社の日本サンライズ（現：サンライズ）
としても、放送局の名古屋テレビ（現：メーテレ）
や広告代理店の意向を汲んで、試行錯誤したが、
放送予定期間はころころ変わり
（４クールの予定→２クールで打ち切りか？
→てこ入れで、少し延長→やっぱり打ち切りで
→いや、４クールやってもいいよ
→えー、もう話を終わらせる作業に入ったよ。）
で、結局３クール強の全43話で終了。

　再放送のスポンサーになってくれたバンダイ
が販売したガンプラのおかげで、
今のプラモデル市場での地位を確立した。


　ガンダムについて語るなら、
これは基本知識である。


　それを、巨大ロボットアニメが低迷してきて、
リアルロボット物も不振続きになり、
仕方なくガンダムの続編で･･･
という、やや安易な企画で誕生したのが、
1985年放送開始の「機動戦士Ζ（ゼータ）ガンダム」である。


　毎日新聞のネット記事では、
「機動戦士Ζ（ゼータ）ガンダム」
におけるギリシャ文字の「Ζ（ゼータ）」を、
ラテン文字の「Ｚ（ゼット）」を使って書いている。

　ゼータの語源すら知らない、
にわか知識しか有していない記者かライターが
書いてしまったのだろう。


　森口博子さんに関する記述でも、
突っ込み所がある。

　森口さんが、
”「刻」と書いて下さいね。”
と言っているのに、
”時”を使ってから、
>「時をこえても歌手でありたい。
>あ、ときは『刻』って書いてください」。
と書いている。

　雑過ぎるのか、
ここだけ丁寧なのか。



　毎日新聞の夕刊は、
トランプ大統領が当選した際、
他のマス・メディアが
「37％の確率でトランプ候補当選、ありますよ」
と言い続けた木村太郎さんに取材、出演依頼
が殺到する中、唯一、
朝日放送テレビ
「教えて！ニュースライブ　正義のミカタ」
の番組内で、雰囲気だけで
「30％の確率でトランプ当選」
と発言した岡田斗司夫さんにインタビュー
した、勇気ある夕刊紙である。

「毎日新聞」
2016年11月29日　東京夕刊
特集ワイド
「この国はどこへ行こうとしているのか
　トランプという嵐　評論家・岡田斗司夫さん」
https://mainichi.jp/articles/20161129/dde/012/030/013000c



　勇気を持って、他とは違う
記事を掲載するのはいいが、
「機動戦士Ζ（ゼータ）ガンダム」に関する
間違った記事を、平気で掲載するとは。



■初代は序章、ガンダムブームはZから…
　毎日新聞のガンダム記事にツッコミ殺到「事実に反している」「無知の極み」
(BIGLOBEニュース - 03月02日 14:20)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=258&from=diary&id=5009923

　「機動戦士ガンダム」の富野由悠季監督が
他のオリジナル作品を作っていた間も、
ガンプラはＭＳＶ（モビルスーツバリエーション）
が、そこそこ売れていたんだけどな。

　キングレコードも、
「機動戦士ガンダム」の劇場版あたりから
「スターチャイルド」レーベルを立ち上げて、
アニメソングには、そこそこ力は入れていたんだけどな。



＊こちらなら、全文読めます。

Ｉｎｔｅｒｖｉｅｗ
森口博子　原点回帰に魂震える　「Ｚガンダム」主題歌、３２年ぶり録音
毎日新聞2018年2月28日　東京夕刊
https://mainichi.jp/articles/20180228/dde/012/200/013000c