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2018年03月01日14:32

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AK47 エイジング(ビンテージ)加工

今日は電動ガンの見た目をリアルにする加工を致します。
と言っても 使い込まれたようなエイジング加工 ビンテージ加工です。
無可動実銃のような 何度も戦場を渡り歩いて 転売され転売され今は私の元にある。
そんな雰囲気を目指します。
ちなみにAK47と書きましたがアメリカンな意味でのAK47です。
AKMでもAK74でも木(ウッド)のストックやハンドガードならみんなK47ということにします。

今回の教材はアローダイナミック (E&L) のAKM です。

面倒ですが非常に簡単です。
今回用意したもの
*ワトコオイル(エボニー)
*ブライワックス(チーク)
*80番の紙やすり(美しい仕上げを希望の場合はさらに180 240と用意)
*スパナなど
*マジックロン(スポンジヤスリ細かめ)
*ボロ布 刷毛 そのたぐい
*失敗しても折れない心(一番大事)

正直超簡単です。たけどメンドくさい。それだけです。

まずストックの類を本体から外して
塗装をはがします。80番のヤスリでガリガリいちゃってください。
結構すぐ目が詰まるのでどんどん新しい場所で行きます。
基本は木目に沿ってやすりをかけるのが基本ですが
このAKは合版ですし コ汚くするのが目的なのでお構いなしにガリガリ行きます。
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今回の塗料は吸い込ませるタイプです。残念ながら合版の継ぎ目の接着面は吸い込みません。それが消えるまでやると形状が微妙になる可能性があります。残念ながら平場に継手が私のは来ていました。
この工程が一番面倒です頑張りましょう。
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すいません
工程が前後してしまうのですが(心の迷いがそうさせた)
ストックに傷を付けましょう。
正直ドキドキです。
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いろいろな道具で思い切りましょう。
引っ掻いてみたり 叩いてみたり こすってみたり
弱くやったり強くモロ凹んじゃってるよ〜みたいにやってみたり。
この銃が辿った道のりを想像してみても良いでしょう。
工場から戦場へ 敗戦して没収 別の銃と一緒に箱に詰められ別の国へ 紛争国の露天へ並べられて
お客に棚から落とされて また戦場へ・・・
尖ったものに当たったこともあるでしょう。優しいオーナーの時は磨いてくれたこともあるでしょう。
傷つけるのにオススメはスパナ。尖った場所もあるし まあるいところもあります。
傷が短調にならないようにやりましょう。規則的なのがいちばんダサいです。
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その後 ワトコオイルを塗ります。表面がヤスリの傷とつけた傷でカサカサですが気にしません。ガサガサの方が染み込みます。ちなみにこれはペンキではなく 簡単に言えばインクを吸い込ませてシミにするって感じです。
塗り方ですが自分流ですが ヒタヒタに一度塗って放置。個人的な経験ですが濃くなりすぎるってあんまりないです。特に銃の場合。インテリアとかなら薄いほうが好きって人が居るかもしれませんが もっと濃くしたいと思っても吸い込みに限界があります。
自分はひと晩ぐらい放置しました。それぐらいじゃ乾きません。
その後 ボロ布でゴシゴシ拭き取ります。
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すると 木目と傷をつけた跡が濃く残ります。
この時点で やっと「わお素敵やん!」って気持ちになります。
で 傷が足らないなと思ったら追加で付けます。
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でそこだけまたワトコオイルを塗って染み込ませます。濃く出ればokです。
拭きあげて 風通しの良い場所で数日放置します。
っていっても 季節にもよるんでしょうが 正直乾くのには相当な期間がかかります。
1年ぐらい放置したいのですが我慢できないので2日でokとします。

その間に
メタルパーツの加工に入ります。
これもセンスがいるところです。
マジックロンっていう赤紫のスポンジ状の研磨剤で擦ります。なんでもいいと思うけど
貰い物が大量に我が家にあるのでいつもこれです。目の細かいのでやるとよいです。
普通に使っててそこの色剥がれるかな?って所まで色を抜いちゃう人いますよね。
ガンプラじゃないんだからさあって思うんですわ。
手が届くところ磨きやすいところだけやるのが良いと思います。

と 実はその前にやることがあります。
やっぱりスパナであっちこっちを壊れない程度に叩きます。
で磨くと凹んだところが黒く残る。それが終わったあとでも 凹むほど叩く。
擦れそうなところはゴリゴリシゴく!
で磨く。叩くのは結構気が引けますが。
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自衛隊の知り合いがどんなに手入れしてても雨降られると一発で錆びるから
案外64式とかサビっぽいところ多いよと 言われたことがあるのですがそれは そのうち使ってれば錆びちゃうでしょ?って事で(心がビビってできなかった)今回は無し!
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とりあえずWD40でも塗っておきましょう。

その後 干しておいたストックに
ブライワックスをすり込みます。案外乾いたあとは艶消しな感じです。
亜麻仁油系って事ですが亜麻仁油ってよく聞くけど使ったことない。ツヤツヤになるんだろうか?
でブライワックスはスチールウールでしごけって書いてあったので使ってみましたが
ボロ布で大丈夫な気がします。最後の仕上って事で紙やすりの代わりと思ってしごいてやりました。ブライワックスってシュアラスターワックスっぽいです。塗って30分してから磨きます。
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ツヤが出て深みが出ますな。只 なんか乾いた感じがしません。天然成分の蜜蝋のせいですかね。まあそれも味ですわ。
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さてそれじゃ組み上げてみみます。
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どうですか?
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個人的に大満足。

映画にだってこんないい雰囲気のak出てこないでしょ?

まさに自画自賛! なんかむらっけあるけど それこそが味ってやつです。
正解はないのです!!
サバゲでラックに立てかけておいて なにかの表紙に他人が倒してしまいました。
「すいません〜〜」
「いや逆にありがとう!」って感じ。
傷がついて木ストの白い部分が出来たらワトコ染み込ませるなりブライ塗りこむなり
そんな感じで良いでしょう。ブライワックスドライヤーかけると液状化します。

最後は新品との比較です。
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