コロコロ休刊か？という記事の雑感

「コロコロコミック」休刊現実味か......「海外偉人侮辱」で国際問題寸前
http://biz-journal.jp/gj/2018/02/post_5937.html
>一部では『とりあえず休刊でいい』という声もあります
>『妖怪ウォッチ』の勢いがなくなり下降気味で、100万部を大きく割ってしまっています

コロコロは発行部数の不振が続いているので、今回の「チンギスハン騒動」で休刊するのではないかという記事なのだけれども、

出版不況なのに８０万部売れる「コロコロコミック」（2017.7.16）
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170716/bsd1707161315001-n1.htm
コロコロコミック：2年ぶり100万部突破　（2017年12月15日）
https://mantan-web.jp/article/20171215dog00m200003000c.html

８０万部というのは　今の出版業界では十分に堅調な部数だし、付録次第では　今だって１００万部超えができるコロコロ。「発行部数の不振」という記事の前提からして間違ってる。

で、改めて最初の記事を見てみると、コメントの末尾に（記者）の文字。つまり記者の勝手な妄想を　関係者のコメント風に書いてるだけだったというオチ。「喋る机」はゲンダイだけではなかった。

もっとも、この元記事を掲載しているのは、数年前の「貧困ＪＫ問題」の時に　ＮＨＫのコメントを勝手に捏造して謝罪に追い込まれたビジネスジャーナル。他人のコメントを捏造するのではなく、ちゃんと最後に（記者）と入れるようになったのだから、進歩したと言っていいだろう。

※ビジネスジャーナル、貧困JK記事で謝罪　NHKのコメントを捏造、エアコンも実際なかった
http://netachou.blog.jp/archives/6043685.html