mixiユーザー(id:5452639)

2018年02月24日18:55

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パソコンの自動更新がうざいという方。。。でもね危険な操作よりは

 最近のマイミクさんから、パソコン(Windows)の自動更新が
電源OFFのときなどに延々とでうざいと書かれていたのを見て、
何かアドバイスをと思いました。

【Windows10】Windows Update自動更新を無効化・停止して手動更新にする方法【Pro版/Home版】
http://togeonet.co.jp/post-7032

 確かに添付の写真のようなホームページの手順に沿って対応する
と、自分の事情やスケジュールに応じて、更新を自由に反映できる
ことはできます。。。が。。毒と薬は紙一重。この作業の危険度が
分からずに機械的に設定変更してしまいうと、最悪パソコンが起動
できなくなることもあります。
 そこで手順を説明する前に「レジストリデータベースとは何か
きいたことがありますか?」と確認を入れました。

 すごく大雑把な説明をします。パソコンオタクの方、医療関係者の
方が読まれたら矛盾だらけかもしれませんが、感覚を大局的につかんで
頂くための説明ですので、どうかご容赦を。

 「レジストリデータベース」とは人間の遺伝子「DNA」のようなも
のと考えて下さい。DNAは人間の体を構成する細胞の中などに存在し、
超高精度の電子顕微鏡などで、その構成を確認(視覚的に)できるように
聞いています。このDNAには、その人本人を構成する情報が、親から
の遺伝情報も含まれて埋め込まれているようにも聞いています。
 対してレジストリとは、パソコン本体のディスクの中に、一般の操作で
は見えない形で登録されています。そしてパソコンを工場で製造するとき
に、真っ白けな共通人間に相当する「マスターイメージ」をパソコン本体
に埋め込んでゆく操作の中で、ソフトの情報や、パソコンの各装置(画面
や入力、音声、記憶媒体・・・)の情報を植え付けていきます。
 普段この情報を読み書きするのは、ウィンドウズそのもののみです。例
えばUSBの差込口にマウスのケーブルを接続したら、それを認識して
「マウスがきたぞ」を登録します。
 なので一般のユーザは、この情報をさわることはできません。だって不
用意に更新できたならば「マウスをつないでいないのに、つないであること
になっていて、勝手に画面表示が動く」なんてことにもなりかねません。
 なので、特定の管理者のみが使える「regedit(レジエディット)」という
ソフトを使って、見たり書いたりすることになります。

 先に写真で紹介した「自動更新をやめる方法」は、このレジエディットを直接
動かす命令が書かれている手順でした。

 人間いや生物のDNAの組み換えは、倫理面も含めて慎重でないといけないの
は、今更です。同じくこのレジストリも、更新(組み換え)は細心の注意を払う
必要があります。
 
 前置きが長くなりました。

 なのでパソコンのデータを大切に扱って活用したい人には、ぜひ
更新を止める操作ではなく、以下の3つを実践して頂いた方がいいと
あらためて感じました。

1.データ(ファイル)の独立性とバックアップ
2.自分のパソコンを買ったときの初期状態に戻す方法の確認と実践
3.ユーザIDとかパスワード、各種のアカウント情報は、紙にメモ
  して2か所以上に明示しておく

 ひとつめ。デジカメの写真や大切な動画、Lineのログやメール
の送受信記録と内容。自分で作成した文書や資料などは、極力パソコン
本体内蔵のディスクなどには残さず、他の複数の場所に残す。
 その1)外付けハードディスクに保存。費用1万円以内で大容量の
     ものが買えます。どれを選んだら?で迷う方はK&Nまで
     お気軽にお問合せ下さい。
 その2)ヤフーやGoogleのネット上の記憶サービス
 その3)MixiなどのSNS上
 こうしておけば、何か設定変更でミスしてパソコンが起動しなくな
っても、大切なデータは、無傷で残ります。

 ふたつめ。これもパソコンが万一起動しなくなったりしたときの保険
です。
 最近のパソコンは、内臓のハードディスクの特別な場所に、万一のとき
工場での出荷時と同じ状態に戻す情報が、あらかじめ保存されています。
 この機能でパソコン買ったときの状態に戻すには、BIOS(バイオス
とよみます)の設定画面から処理を起動します。
 この機能を使うときは、パソコンがすでに起動できなくなっているので、
ウィンドウズなどの画面は出てきません。なので、電源スイッチを押した
直後に、特定のキーを繰り返し押すことでこのバイオス設定画面が表示さ
れます。
 通常は、パソコンの取説などに、このバイオス画面の起動するキーなど
書かれていますが、不明な方はお持ちのパソコンの製品品番とメーカを教
えて頂いたら、K&Nがお教えします。
 当然ですが、パソコンの内臓ディスクにいろんなファイルなどを保存して
いた場合は、すべて消えますのでご注意を。

 そしてみっつめ。よくセキュリティ面で「パスワードなどは紙に書いて
貼らない」とか指示されています。もちろん職場やお仕事で使っているパ
ソコンとか、複数の方で共有しているパソコンなどは、書いて貼ることなど
自殺行為ですが。
 個人で自宅で使うようなものは、忘れることやパスワードなどを誤ること
の損害の方が、はるかに多いと思います。
 また「同じパスワードなどを使いまわししない」「定期的に変更する」と
か書かれていますが、個人で十分IDなどを管理できている人は別として、
別に使いまわしてもなんら問題ありません(とK&Nは思います。)

 要は悪意を持った相手に、その文字列数字列を類推させなければいいのです。
「暗証番号に、電話番号や生年月日、車のナンバープレート4桁は使ってはい
けない」これは、すぐその本人の個人情報から類推できてしまうからですよね。
要は「類推するのに多大なコストと時間がかかるものなら、現実的には使って
もいい」とK&Nは考えます。
 例えば、K&Nは、過去に所有していた車のナンバープレートを、ある暗唱
数字4桁に使っています。でもそれは40年近く前の車の、ナンバープレート
です。仮に私立探偵をやとって、K&Nの過去を調べたとしましょう。数10万
以上の成功報酬を払っても、たどりつけないと思います。特に私の場合は、何回
も住所などかわってますし。
 まあその前に、K&Nのその数字にかかわるところには、数10万もの現金が
存在しませんが(笑)

 以上の代替案を実践できる方であれば、極論パソコンを買ってから、マイクロ
ソフトの自動更新を一度もしなくても、何のリスクもなく自分の大切なデータは
守れます。悪意を持った攻撃ソフトやコンピュータウイルスが侵入してきても、
自信を持って工場出荷状態の、買ったときの状態にもどせば、何事もなかったよ
うにパソコンは使えます。


 2015年秋に現役を退いてから、2年半以上がたちました。でもK&Nが現役
だったときと、ウィンドウズは基本的に変わっていません。
 なので私の知識はまだ現役で使えるんだなあと、ちょっと安心しています。

 Windows 1.03=>2.07=>3.0=>3.1=>95=>98&NT =>2000 => XP => 7 =>Vista
8=> 8.1 =>10 (サーバには 2003 ,2008も)

 1988年以来これだけたくさんお付き合いしてきましたが、3.0から以降は、
私にとっては何一つ変わっていないなあという印象です。ハイブリッドやEV、
FCVなどが出てきても、自家用乗用車は4輪のタイヤで走ってますよね?
この何も変わっていないのと同じです。

■おまけその1=====

・某製造業メーカA社では、現在もWindowsXPを業務に使っています。もちろんその
 ままでは脆弱性をついた攻撃などがあるので、外部ネットワークとは遮断し、必
 要な更新情報とファイルを個別に適用しています。
 生産設備その他に組み込まれているソフトが、XP当時のものから更新されない
 (更新できない)ので、やくなくそのままコスト削減のために使っています。

・某アミューズメントサービス業B社では、お客様受付と施設割り当て管理に、現在
 もWindowsXPのパソコンを使っています。理由はA社と類似です。ただしネット
 ワークからは遮断し、管理者が専用のUSBメモリで、該当PCのメンテナンスを
 しています。

・某製造業メーカC社では、すべてのパソコンからの外部接続用ネットワーク機器に
 ついて、毎月一定の期間、特定のマイクロソフトからの更新ファイルの通信を遮断
 するように、10数名の担当者が対応しています。
  9日から10日頃:遮断開始。各端末PCには、マイクロソフトの更新はかから
           ない
  同時期  :当月のマイクロソフト定期更新内容を事前に入手して、2〜3日か
         けて車内の業務アプリケーションソフトなどの動作に影響が無いか
         確認。
  11日から13日頃: 各拠点の入り口に設置のネットワーク機器傘下に、当月の
        マイクロソフトから入手の更新ファイルをコピー配置
  13日から14日ころ:ネットワーク遮断一時解除。アクセス集中をさけるため、
    端末PCからは、直接マイクロソフトの更新サイトへのアクセスをさせず、
    拠点のネットワーク機器傘下に置いたファイルへアクセスを強制的に向けて
    負荷分散する。
  16日頃以降: 社内の端末PCへの更新情報適用台数が一定割合を越えたことを
          確認して、ネットワーク遮断全面解除

  これを毎月専門の部隊が対応しています。

■おまけその2=====

  Windows7近辺までは変わってなかったので、今も大差はないと思いますが、マイ
 クロソフトの更新は、何故か過去から偶数月の10日すぎの方が、奇数月より分量が
 多いことが大半です。
  K&Nは直接更新プログラムを作ったことがないので、その理由は不明ですが。
 パソコンオタクの方や、ソフト開発を現役でやっているプロジェクトマネージャの
 方などは、その理由をご存じかもしれません。
  一般消費者向けの製品では、市場に出すまでに十分な試験や障害回避がなされま
 すが(注:最近最終工程の検査で不正があったりしてますが:笑)マイクロソフトの
 更新プログラムには、よく不完全なものものが含まれていたりします。
  そのため更新プログラムを適用した翌日から「いつもの会計業務のソフトで
 エラーが出るようになった」などということもめずらしくありません。
  こういうことを避けるために、おまけの1で例示した企業のように「大丈夫の確認
 ができてから、全社のパソコンに展開する」に人手とコストをかけているところもあ
 ります。

  今のK&Nは、しがない地方都市のタクシードライバーです。最新技術で、すべて
 のトラブルに対して解決法を提示できるほど大風呂敷と引き出しの多さはありませ
 ん。でも過去四半世紀以上もこの仕事をしてきた以上「何らかの解決の糸口になる
 ヒントは出せるのでは」と勝手に思っています。

  これを書いてみて、またひとつ有名な格言を自分で変更してみたくなりました。
 (K&NはMixi自己紹介の中でも、格言を変更する暴挙に出ていますので、結構
  自分勝手なやつかもしれません)

 「三つ子のたましい100まで」
   =>「20代後半から30代の知識100まで」

 最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
 ご意見、ご質問などお気軽に。どうぞ。


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