KNOCKOUT が2018年の方針を発表すると同時に、ブシロードの木谷さんがお言葉を発したようなので、関連記事を
23日、秋葉原にて『KNOCK OUT2018戦略発表会』が開催された。
まずは会見に出席した3名から挨拶。
木谷高明(株式会社ブシロード取締役)「皆様のお陰でKNOCKOUTも一年が過ぎまして、先日の大田区体育館では満杯の人を集める事ができました。これに満足すること無く次の段階に進みたいと思いまして、今日は次の段階に向けまして各種施策を発表させていただきたいと思っております。最後までよろしくお願いします」
小野寺力(KNOCK OUT大会プロデューサー)「2018年、今年着実に一歩一歩地盤固めをしてKNOCKOUT進んでまいりますのでよろしくお願いします」
花澤勇佑(株式会社キックスロード代表取締役)「KNOCKOUT2016年からやってきまして10大会を開催しました。これからさらに飛躍するような情報を発表できればと思いますのでよろしくお願いします」
KNOCKOUTは2017年の総来場者数が17300人となり、2018年一発目の大田区総合体育館大会を4000人・超満員札止めで終えた。
ブシモのゲーム『しろくろジョーカー』がスポンサーとなっていたが、選手が登場するTV CMも決定した。
そんなKNOCK OUTが今年の年間スケジュールを発表。
4月14日 カルッツ川崎
5月3日 エディオンアリーナ大阪・第2競技場
6月8日 後楽園ホール
8月19日 大田区総合体育館
9月8日 エディオンアリーナ大阪・第2競技場
10月上旬 都内
12月上旬 都内大規模会場
6月から初代ライト級王座決定トーナメントが、10月よりライト級アジアトーナメントが開催。
4月大会では初代ライト級王者・森井洋介と現ムエタイ世界王者のヨードレックペット・オー・ピティサックの対戦が決定。
上記全大会がPeriscorpにて無料ライブ配信が行われる予定だ。
また、4月からKNOCKOUT公式ラジオやファンクラブの開設が決定した
諸々の発表に関して木谷氏は「Periscorpは1月の大会を開催してる最中に、フォロワーが4000人ぐらい増えたんです。これはすごく効果があったなと思いますね。しろくろジョーカーは歴史モノなので30代40代が多い。キックボクシングユーザーは年齢的にも趣味的にも重なってる。本来的にはターゲット層を下げないといけないがタイアップで温めようかなと。選手はそれぞれキャラが立っているので、TVCMで盛り上げていただきたい。ネットラジオは2つ目的があり、一つはラジオだから相手が見えてないので普段の選手の見えない一面を出しやすいと思うんですよね。ラジオだと話しやすいのかなと。もう一つは、プロレスと比較なんですけど、キックボクサーはプロレスラーに比べて話が下手。プロレスラーは年間130試合以上やってイベントも多いので喋りなれてる。キックボクシングの表現者としては素晴らしいと思うんですけど、やっぱりプロですからそういう練習もしてほしいなと思っています」とコメント。
その後行われた質疑応答では、ライバルはRIZINでもK-1でもなくONE Fighting Championshipであること、格闘技は絶対的に興行数が少ないので情報が埋もれ忘れ去られてしまうこと、KNOCK OUTは初見の人にもわかりやすいKOを目指すイベントなので判定が続く選手にはあまり出て欲しくないことが木谷氏から告げられた。
まず、ついにブシロードのゲームCM に選手が起用されるのが決定したのは嬉しい発表ですね。
これはブシロードがKNOCKOUT 立ち上げを発表した当初から期待していたことであるが、プロレスラーに比べて圧倒的に世間への露出が少ないプロキックボクサーの現状を変えて欲しい
「キックボクシング?とっくに滅んだと思っていたよハハハハ」
というような、沢村忠時代のキックボクシングは観ていたのに、現在は存在そのものすら知らなかったウチの親父のような(^_^;)一般層にプロスポーツとしてのキックボクシングを知ってもらうにはやはりまず選手の存在を知ってもらわなきゃならんですからね。
とは言え、先ずは土台作りから。KNOCKOUT という舞台を作り、そこが「魅力的なスポーツエンターテイメント」として育ち、そこから街頭広告、また首都圏から全国への放送と
今のところ、まだ全国放送には至っていないものの、すでに地方局での放送も始まっているし、着実に認知度は上がってきているんでしょう。
その土台が出来上がったからこそのCM 起用、そしてラジオという新たなメディアへの進出。間違いなく、KNOCKOUT は成長している。
ここからKNOCKOUT いや、「プロスポーツとしてのキックボクシング」が世間に知れ渡り、人気のアイコンになれるか?
そのための第一歩をスタートできる地点にはたどり着いたんじゃないですかね(^-^)
逆に言えば、今まではその地点にたどり着くことすらできていなかったわけたが(^_^;)
敢えて言おう、キックボクシング団体関係者よ、恥を知れ
それはともかく、ライバルは『ONE FC 』のキックボクシング部門ですか。
確かジョルジオ・ペトロシアンを看板選手に迎えるとか。ペトロシアンはアンディ・リスティに敗れて以降は日本ではあまり報道されていなかったが、とりあえずまた連勝を続けていると聞いたが
何歳でしたっけ。30、31歳くらい?まだコンディションさえ気をつければ強いかな?
ただ、その他はタイ人も何人か名前があがっていたが皆ロートルばかり
とまぁ、「キックボクシング界のROZIN 」の感が否めないが·····まぁ、この先は分からないですね。むしろ現時点では中国のクンルンの方が遥かに強大だと思いますが、どうなんだろ?
話は戻して、木谷さん、キックボクサーの喋りの下手さを指摘したそうですが、まぁ、そこはねぇ····プロレスとは似て非なるものだからね。
とは言え、K― 1ではミノルや小澤、久保弟、皇治らとラッシュトークを売りにしている選手がいるのも確か
ただ、こうした選手は誰一人、トップになれていないけれどな
ザンネーン(^ー^)
個人的にはキックボクサーにプロレスラーと同じような喋りを求めるのは違うかなと思うが、メイウェザーVSマクレガーが試合以上に前哨戦での罵り合いがエンタメになったように、ああいうのをイメージしているのかな?
で、最後に
「判定が続いている選手には出てほしくない」
これはあれすかね、「梅野はもういらねー」と言っていると取っても良いすかね?
まぁ、「バチバチの倒し合い」や「ド派手なKO 」こそがKNOCKOUT のコンセプトってんなら確かに梅野には合わないリングかな。
前にも書いたんですが、そもそも何を期待して梅野をエースにしたんだと(ーдー)
小野寺さんは「倒し合いだけがキックボクシングじゃない」という思いはあったろうし、「打倒ムエタイ」というテーマを入れたかった。
しかし、悲しいかな。ブシロードはそこは求めていなかった。いや、正確には「技術を見せて倒す」を期待したのだろう。
残念ながら梅野はそれに応えることが出来なかった。
でもね、僕は梅野の魅力は派手に倒すことじゃなくて、百戦錬磨の強豪タイ人を、同じムエタイテクニックで互角以上に渡り合い、そして勝つ。
これだと思うんですよ。KO はその中で流れで生まれるもの、梅野にとっては。
昨年後半から梅野はKNOCKOUT には上がらず、レベルスを主戦場に戻しているが、それで良いんです。山口さんが誰より梅野の魅力を理解しているプロモーターだったということではないですかね。
KNOCKOUT はKNOCKOUT で盛り上がって、今後はタイや韓国だけでなく、今やアジアの新たな立ち技大国になった中国からも活きの良い選手を呼んだりして、国際色豊かに、かつ面白いカードを提供して欲しいです。
一方で、レベルスやその他ムエタイ系プロモーションも頑張ってほしいんだよなぁ。
難しいのは分かるが、「マニアや玄人にしか分からない世界」で終わるのはもったいないと思うんだよなぁ。
あと全くの余談ですが、ヤフーニュースで久保優太の記事へのコメントがまぁ·····悲惨な事になっております。自業自得だけれども。
KNOCKOUT に出場する皆さん、世間からの注目が上がるということは私生活も油断できなくなるということです。
くれぐれもお気をつけて
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