最近、タバコをgloにした。

「あんな電子タバコなんか吸うぐらいだったら、タバコなんか止めるだろうね。」
イエモンが流れる車の中でマールボロを吸いながら、あの日俺は確かにそう言った。
ロックンロール！

それから数年後の今、僕はまんまとgloに手を染めた。
あのヤクルトミルミルを吸うかのような佇まいのおっさんに、俺はなった。
芋臭い蒸気のようなものを吐くおっさんに、俺はなった。
ロックンロールからは非常に遠い喫煙スタイルである。

正直、「こんなもんがマールボロの代わりになるんかね？」と思っていた訳だが、意外と火を付けるタバコが恋しくなったりしないから不思議なものだ。
隣で火の付いたタバコの匂いを嗅いでも、「自分も吸いたいな」とは思わなくなった。

だけど、たまーにマールボロを吸うと、やっぱり美味いんだ。
煙の喉越しが、マッチの匂いが、気分を落ち着かせてくれる。
だから、こっそりたまに吸っちゃう。
だーれも居ないところで。
何かこう、「特別なコト」をしてるような気分で。
小声のロックンロールが、そこにはある。

でも、gloだろうがアイコスだろうが、タバコである。
方法が変わっても、結局はニコチンを摂取している訳だから。

うむ。
じゃあ、何でニコレットは続かなかったのだろうか？
そんなコトをぐるぐる考えながら、今日もgloの充電が気になって仕方ないアテクシなのであった。


■禁煙緩和、中小飲食店は歓迎＝受動喫煙対策で人手不足も
(時事通信社 - 02月23日 09:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4999134