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2018年02月18日11:21

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移り変わる時代に乗り損ねたフジ

いまだにネット上では度々言われてる事なんだけど。
「お笑いなんだから目くじら立てるな」とか、「これじゃお笑いがつまらなくなる」って意見。
優先順位が「笑える事」ってのが疑問。しかも万人が笑えるのではなく、「それを面白いと思える人だけ」であり、「笑えない方が悪い」とでも言うかの如く。

ただ、肝心の「お笑い」が、先輩や売れっ子などの立場的強者が後輩芸人や新人などの立場的弱者に無理を強い、暴行し、掠奪して、その姿を嘲笑い、それを「おいしい」と言う。
この構図ってイジメと一緒だよね。
例えばクラスの強者が弱者に対して無理を強い、嘲笑い、周囲に対し同調を求め、押し付け、「お前らも受け容れろ」と言い、周囲も「面白いんだからいいじゃん」と。これによく似てる。だから「イジメ良くない」と言う口で、「TVのお笑いなんだからいいじゃん」って言うのには違和感しかない。
でも、そう言う笑いを不愉快に感じる人だって多い。どうにかしたいと思う人もいる。
岡村はそこまで考えては無かったのだろうけど、イジメる側の立場から言い放ったこの言葉が、「どうにかしたい」って想いに対する、一つの解決手段の提示になったんだと思う。
「変える事が難しいなら、見ない」「一緒になって笑わない」「お前らの行為は不愉快だ」と言う意思表示をする、と。
これは決して身の回りのイジメに対する解決手段ではなく、イジメられてる側が救われる事にはならないのだけど、「面白がってイジメをしてたら周りがドン引きしてた」って事にはなった。
結果、「視られる事で収益を上げる」フジ側が、いよいよ追い詰められた、と感じた。

今回、岡村が謝罪したってのも、イジメ側が反省したわけじゃなく、イジメ側よりさらに立場の強い側の「お前の不用意な発言で俺まで無視されたじゃないか。お前、詫び入れろ」って流れまで見えてしまう。

ここまでが岡村謝罪に対する感想。

ただ、フジが忘れているのは、視られない理由が「めちゃイケやおかげでしたにおけるイジメっぽい内容」ではなく、そう言うことも含めた「これが良いだろ?」ってフジ側の押し付けに対する反発が発端だったって事。流行を作る側と勘違いし、あえて書かないが、特定の何者かをごり押しし、他の者を嘲笑う。それがデモにまでなった事を理解してない気がする。

民放において、視聴者は金も払わず視てるのは間違いない。しかしそれを成り立たせてるのは、その視聴者からお金を貰うスポンサー企業が、視聴者に「代わって」お金を払ってるからだ。つまりTV局のエンドユーザーは視聴者なのに、それを忘れて「お前ら金も払わんと文句言うなら視るな」と言わしめた。
昔のように「TVが言ってるから正しい」とは今では誰も思ってない。TV局も、タレントも、社会の代弁者では無くなった今の時代に乗り遅れてるのだと思う。

岡村隆史が「嫌なら見るな」発言を謝罪
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=4991471
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