仮眠時間です。
イギリスに、ウォルター・スコットさんという、歴史小説家がいました。
遥か昔、30年以上前に、アイバンホーをNHKさんは、放送いたしましたね。
それで知りました。
まぁ、夏目漱石さんが、イギリスに留学した頃に、なんか、ウォルター・スコットさんについて研究したんだっけかなぁ、感心していたっけかなぁ。
トルストイの、戦争と平和を読んでいたときに、ロシアのサロンで、アイバンホーの話題が出たりするんですね。
まぁ、設定は、十字軍の時代に、リチャード王がいました。
獅子心王、ライオンハートですね。
その配下の騎士が、アイバンホーです。
この作品には、大変印象深い登場人物がいます。
ロシアの宮廷で話題になるのも、リチャードではなく、アイバンホーではなく、ユダヤ人の女性なんです。
まぁ、時代的には、ユダヤ人排斥運動が始まった頃の作品なんですかね。
フランスでドレイファス事件とかあった頃から、歴史は大きく、ユダヤ人の永住の地という問題が、テーマになります。
まぁ、3つ流れが生まれました。
一つは、ニューヨークとか、アメリカに移住する流れ、もう一つは、ブダペスト、ヨーロッパの東の外れ、ハプスブルグ二重帝国の都、ブダペストですね。
そして、一番過激なのは、シオニズムで、イスラエル建国に進みます。
ユダヤ人女性は、レベッカという名前です。
アイバンホーが怪我をしたのを、薬草で治すんだったかな。
まぁ、アイバンホーのライバルの黒騎士にさらわれ、助けたくば、黒騎士と決闘しないとなりません。
まぁ、中世のユダヤ人ですから、キリストを磔にしたのはユダヤ人のせいだとか、ひどい時代ですから、ユダヤ人女性を助けるために決闘に臨む人がいるわけがないのです。
唯一いるとしたら、アイバンホーなんですが、かなりの重傷を負っていますから、実力伯仲の黒騎士との決闘に臨めば、命を落とすことになるのは、わかっています。
まぁ、ここらの、設定は、もう、完璧なストーリーテラーでありまして、、夏目漱石が、嫉妬するくらい、見事なものですね。
まぁ、まさかのことが起こり、決闘に、アイバンホーは現れます。
そして、黒騎士に勝つのです。
そして、最後に、信じられないラストを迎えます。
レベッカは、普通、常識では、アイバンホーと結婚するんですけどね。
誰も反対しないですからね。
でも、スペインに行くんだったかな。
スペインは、イスラム文化があります。
アルハンブラ宮殿とかありますでしょう。
あそこなら、税金を多めに払えば、ユダヤ教でもなんでも、OKなんですね。
そのラストは、鮮烈な印象がありますね。
まぁ、戦争と平和にレベッカは、登場するくらいなんですから。
まぁ、ベッキーさんの本名はレベッカさんですね。
日本のレベッカさんも、なかなか波乱万丈で、ドラマティックでありますね。
まぁ、いくら、望んでも、こんなドラマティックな人生は、ありませんですからね。
これは、この境涯を楽しむくらいの気持ちでいた方がいいんでしょうね。
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