貧しい出の青年バーナムは、上流階級出身のチャリティと結婚。裕福ではないが、幸せな日々を送っていた。しかしある時、勤め先が倒産し、バーナムは職を失ってしまった。妻と娘たちを食わせるため、彼が思いついたのはフリークスを集めて愉快なショーをプロデュースすることだった…
という「グレイテスト・ショーマン」を観た。
ヒュー・ジャックマンらキャスト陣のパフォーマンスが心から楽しめる二時間弱。これぞミュージカルという映画でした。
では、以下ネタバレスト・ショーマン!


確かに「これぞミュージカルという感じの作品」ですが、それ以上のものは皆無。エモーショナルなドラマはありません。バーナムを「いいひと」と定義するには少々疑問ですし、見舞われるトラブルにもあまり危機感を感じません。正直ミュージカルは苦手なので、「このやりとりも、いちいち唄って踊るんかい!」とツッコミたくなる場面もチラホラ。ヒュー・ジャックマンがザック・エフロン口説くのに、バーであんなにパフォーマンスしますかね(笑)そんなところが若干苦痛でした。俺が好きなミュージカルってのは、曲のパワー・破壊力、映像の美麗さ、エモーショナルなストーリー展開ってのが必須条件でして、それからすると「オペラ座の怪人」「サウンド・オブ・ミュージック」「レ・ミゼラブル」には劣るかなぁと。ノリのいいサウンドとダンスは素晴らしいけど「ララランド」ほどではないし、現代的過ぎて、世界観と時代のズレが著しいのも違和感でした。
そもそも論なんだけど、バーナムが見せるショーってフリークスである必要性があるのかな?普通に歌唱力とダンス、曲芸の凄さだけでウケるでしょう。フリークスを見世物にしているという一点で、バーナムへの感情移入が邪魔されるというか…本当に、彼は奇形の人たちを対等に考えているのかな。「こいつならウケる!」だけで優しくしてない?「エレファントマン」のアンソニー・ホプキンスと同じで、人間として扱ってはいるものの、見世物にしていることに変わりはないんじゃないかと…
ただバーナムは、フリークスと同じ舞台で自らを見世物にしているという点ではまだ許容できるのだろうか…
まぁ、深く考えちゃうとキリがないやね。とにかく、「楽しいミュージカルでした」というシンプルな感想に留めておこうかな、という一本。
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