目の前で父を殺された少女スクヒは、暗殺集団のリーダー・ジュンサンに拾われ、殺し屋として育てられた。父の仇と思しき男も始末し、いつしか愛し始めていたジュンサンとの結婚を実現させるスクヒ。だがジュンサンは、父殺しの真犯人が麻薬組織のボスであることを突き止め、スクヒのために暗殺に向かい逆に殺されてしまった。復讐心に燃えたスクヒは、組織のアジトにたった1人で乗り込み壊滅に追い込むと、警察に逮捕されるのだった。
それから数年後。スクヒは腕を買われ、国家情報院の暗殺者となっていた。逮捕時、既にジュンサンの子を妊娠していたスクヒは、ウネという娘を生み、働くシングルマザーとして生活しながら指令の度に暗殺を行っていく。隣に越してきた青年ヒョンスと恋に落ち、いつかくる平穏な人生を夢見るスクヒだったが…
「悪女」。韓国映画です。「殺人の告白」の監督なので、どうやって撮ったのか不思議でならないアクションはあるとは思ったけど…想像以上でした。「ハードコア」以上に凄まじいFPSシーンが冒頭から展開し、度肝を抜かれました。
以下、ネタバレ


しかし結論からいうと、出来はイマイチ。
話は、言ってみれば「ニキータ」の天丼。主人公が暗殺者として教育されて実地に出て、恋に落ちる。このプロットが二回繰り返されるんですよ。で、彼女がやる殺しは、ほぼ自分の復讐絡み。ひたすら恨みを晴らすために殺しまくります。ここに、あまり感情移入できないんですよね。韓国らしいって言えば韓国らしいんだけど、〈恨〉の要素がクドすぎます。つまりは天丼の油が強いんですよ。アクションも早すぎて動体視力が追いつかないし、どうにも集中できなかったです。
とは言え、観る価値はある一本。タカラヅカのような訓練仲間、女上司の美しさは眼福だったり(笑)
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