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2018年02月11日17:58

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18 詩・短編を書いてみた (第1823回)

詩・短編を書いてみました
暇なときにでも、読んで頂けると幸いです
良ければ「イイネ」や「コメント」をして頂けるとありがたいです(^_^)

※素人ですが、一生懸命に書いてみました

タイトル18「告白」

――
「私ね…。人を殺した事があるの」

愛でるような風に揺れる輝く黄色の花と額に収めたいほどの夕焼けを背に
突然
僕の想い人はそう言った

ちょっとした言葉では揺るがないような真剣な顔で

なぜ彼女がそんなことを言い出したのかは分からない

でも
僕の目を離さずに見続けてくる彼女が怖かった

「じょ、冗談は止めてよ」

そう言って
その告白から逃げようとしたが
彼女は僕の目を離してはくれない

僕は何か言わなければと思い
頭の中で多くの言葉を並べてみるが
その言葉は作り上げられた瞬間に
自分の体を維持できないように崩れてしまう

作ってはまた崩れるのを繰り返すばかりで
言葉を発する事が出来なかった

何も言えずにいると
彼女が一歩一歩と近づいてきた
砂利の擦れる音がして
その音が呪いのように
僕の頭の中をかき乱す

気がつくと
彼女は僕の前に立っていた
もう僕の頭は何も応えてくれない

彼女は左手を動かし
僕の頬に触れて
ゆっくりと顔を近づける
彼女の髪に残ったボディーソープの香りが強く感じ
いやがおうにも心臓の鼓動や呼吸が早くなる
気づかれないように必死に抑えようとするが
僕の身体は糸の切れたモルモットのように
言うことを聞いてくれない

そして
彼女が顔を近づけ
互いの鼻が触れそうになった時

彼女は僕の頬から手を離して
こう言った

「な〜んちゃって」
おてんば娘の冗談だったというかのように少女の微笑みを見せた後
手を後ろに組みながら僕に背を向けて
夕焼けの方向へ歩き出した

夕日に紛れるように消える彼女

僕はどうすればいい…?

追いかけるべきか
留まるべきか
それとも…

僕は決断できずにいる…

――――
どうも僕です(^_^)

今回は真剣な眼差しで見てくる画像から
告白をテーマに書いてみました(^_^)
彼女の告白の真実は読み手によりけりですが
もし私がそんな告白をされたら判断できないだろうな
なんて書きながら思いました(>_<)

次回も読んで頂ければ幸いです(^_^)
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