ノーマン・ハリスさんの自伝
「ビンテージ・ギターをビジネスにした男」
(ISBN978-4-8456-3072-1
リットーミュージック 訳:石川千晶)
を読みました。
面白かったです。
(右は以前から持ってた洋書写真集)
私がその名を知ったのは多分、高校か大学時代。
たぶん「月刊Player」。1990年前後。
ギターを始めて間もなく、
弾く事と同じくらいギターそのものに興味深々の頃、
ギターには「ヴィンテージ」なるものが存在している
という事を知りました。
私はその後、ヴィンテージ(中古)を追う事はなく、
新しい楽器を作る方向に行ってしまったけど、
楽器のロマンというか諸々の魅力を教えてくれたのは
そういう雑誌の記事で、
それが無かったらビータギタラーズは無くて、
それに遠くから影響を与えていたのがノーマンさん
…だったのかも、
と、この本を読んで思いました。
本にはトレジャーハンティング的な冒険譚や
映画の話(バックトゥザフューチャーとか)などあって面白い。
本人は商売として楽器を売るよりも、
早起きしてレア・ギターを探し回って大興奮して買いまくる方が好きっぽくて、
今まで抱いていたイメージとは違いました。
これを元ネタにして、ギター(宝)探し的な映画が作れそう。
脚色してドタバタなコメディだったら面白いのに。
映画と言えばこの本に出てくる映画「スパイナル・タップ」は観てなかった。
観なきゃ。
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