幸せになりたければ・・・

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　ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
　世界中のすべての方が幸せにありますように！
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２０１８年　平成３０年　
２・４（日）


　　　幸せになりたければ…　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　姫野です。
　今日京都は気持ちのよい青空と陽ざしが素敵な
　晴れの寒い一日でした。

　ど〜も、いかがお過ごしでしょうか。
　今日の京都は澄んだ青空に自然がくっきりと輝き
　透明感にあふれた美しい一日になりました。

　賀茂川の土手のベンチに腰かけて
　透明感のある美しい自然を眺めていると
　自分も「人としてそうありたいな〜」と
　感じます。

　
　　川岸の　つぼみはじむる　花の枝を

　　　　咲く日思ひて　　ふるる陽だまり

　　　　　　　　　　　　　　修一郎

　　（意）
　　いや〜、まだとても寒いのですが、御所の
　　梅もちらほらと咲き始め、賀茂川べりの
　　土手の桜も、つぼみがふくらんで来ました。

　　京都に移ってはや４年、毎年梅の香をかぎ
　　桜をめでるのがとても楽しみです。
　　


　さて
　幸せのために是非理解しておくとよいこと
　として仏教の「空」の理解があります。

　「空」は般若心経でお馴染みな方も多いと
　思います。ただその意味は少し難解です。

　しかしこれを理解すると
　人生であなたのものの見方が少し変わります。

　「空」は大乗仏教の祖と呼ばれる、
　インドの龍樹（ナーガールジュナ）によって
　２世紀に説かれました。

　ブッダの説く「縁起」を「空」によって基礎づけ
　その後の仏教の多彩な展開を可能にしたのです。
　

　「空」というのを
　ごく簡単に分かりやすくいうと

　「この世には初めに固定した
　　不変の実体は存在していない。

　　すべての存在は縁起によって
　　今仮に浮かび上がっているだけである」


　たとえば
　恋愛感情で考えると、私たちは
　とてもかわいくて、もうこの人と結婚したいと夢中になり
　「この人を生涯変わらずに同じように愛し続ける」と
　「固定した不滅の愛があると」思ってしまいます。

　しかし、付き合っているうちに
　その人が、「兄がやくざである」
　「だらしなくて、借金がある」
　「食べ方が汚い」
　「他人への気配りがない」
　などが分かってくると、その固定した不滅の愛がある
　と感じていたものも変化し、愛が急速に冷めてしまう。

　そうです
　恋愛感情の生涯愛し続ける不滅の「愛」というのも
　関係性の中で仮に浮かび上がっているだけなのです。


　固定した不滅の愛が初めにあるのではなく
　関係性の中で仮に浮かび上がっている
　存在なのです。


　これが愛だけではなく
　すべての存在にそう言える
　それがこの「空」の意味なのです。


　それは「私」というものにも言えます。
　「私」という固定した不滅の実在がある。
　私たちはそう思って暮らしています。

　でもそうではなく
　関係性の中で今仮に縁が寄り集まって
　そういう存在があるという意識を生ぜしめている。

　すべては、不滅の実在ではないのです。
　関係性の変化によって、縁が変化すれば
　その存在も変化するのです。


　すべての存在は、
　そうした「仮和合」（けわごう）の存在
　だと深く自覚する。

　
　これは、
　思いや、感情なら理解しやすいかもしれません。
　しかし、この「空」は私たちの周りの物や、
　「私」という存在まで含めすべての存在に及ぶ
　と見通す。


　すべては、あなたのもつ縁により
　「仮に今そういう存在として浮かび上がっている」
　そう観る力を身につける。

　それにより
　執着、我執を離れ
　正しく本来の存在の「あるがまま」を
　観ることができる。

　これが「智慧」である。

　龍樹はそう説いたのです。


　「私は不幸だ、面白くない」
　「あの人が嫌だ」
　「私は幸せ」
　「私のもの、私の家族・友人」などなど

　それも空で縁により変化します。

　ですから、幸せになりたければ
　よい縁を求め、学ぶことです。
　縁が変化すれば、あなたも変化します。


　さて　　
　あなたはいかがでしょうか。
　

　ではでは
　愛を込めて！

　姫野　修一郎（Himeno　Shuichiro）
　ana38655@nifty.com


　今日も笑顔でニコッとね。

　何であれ、そこに愛が流れてこそ
　はじめてこころから楽しくなります。
　
　幸せはごく自然な
　あなたの命の本来の属性です。

　よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
　　（聖心寺・聖心神社）
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