ダメだろうね

■好きなことを仕事にするのはダメ？　「嫌いになるかも」の声も
(しらべぇ - 02月03日 19:11)
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「趣味」が仕事になってしまうことほど
　
辛く、幻滅的なことはないでしょうね。
　
「好きなこと」はあくまでも余技で楽しむもの。
　
　
最も理想的な仕事の形とは、
　
好きでも嫌いでもない職種を続けるうちに、
　
それが好きになってしまうこと。
　
　
僕の場合がそうでした。
　
少年が青年になり、さらにそのまま大人になってしまったような僕は、
　
新卒23歳で大阪の公立高校の教諭になりました。
　
　
そこがとんでもない底辺校で、日教組が支配しており、
　
新任1年生の僕に、3年生の担任という無茶苦茶なことをさせたわけです。
　
日頃「人権」を唱えるサヨク教師が、
　
実はいちばん生徒を蔑視してるんですね。
　
そのクラスは、国語の女教師が投げ出した、学年でも最低のクラス。
　
彼女は生徒のやる気のなさを、生徒の資質と家庭環境にするという、
　
教師としてはいちばんしてはいけないことを公言していました。
　
見捨てられた生徒は、すでに教師不信の塊でした。
　
僅か5歳しか年の違わない男を、クラスのワルガキどもは舐めてかかりました。
　
最初の1年間は、もう必死でソイツらと向き合いましたよ。
　
3か月経った頃には、クラスの雰囲気が変わってきました。
　
　
彼らは勉強はできなくても、教師の人物評価には確かなものがあります。
　
「コイツ、信頼できる奴やな」と見ると、
　
無条件に受け入れてくれるという傾向があるんですな、特にワルが。
　
　
生まれて初めて対決したそのクラスは、今でも全員空んじています。　　
　
かくて1年後、涙の卒業式となりました。
　
その頃には、好きでも嫌いでもなかった教師という仕事が、
　
心から好きになっていましたよ。
　
　
今でもそのクラスの何人かは、まだ若い頃は子供連れ、
　
今は孫連れで我が家に来ます。
　
最近は「先生、葬式は俺らに任せてくれよ」
　
などと気の早い冗談を言う奴もいますね。