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2018年02月02日13:18

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17 詩・短編を書いてみた (第1822回)

詩・短編を書いてみました
暇なときにでも、読んで頂けると幸いです
良ければ「イイネ」や「コメント」をして頂けるとありがたいです(^_^)

※素人ですが、一生懸命に書いてみました

タイトル17「電話ボックスの錆」

――

夏の乾いた風が地平線まで広がる草原を気まぐれに揺らして
自由だと勘違いさせるような動きを見せる
その姿はどこか懐かしく
同時に寂しく感じた

ここにある
錆びきった電話ボックスもそう
周りには電柱やそれから延びる電話線はなく
人の僅かな熱さえも感じない

一瞬見ただけで
もう使われてないというのが分かる

こういうのを見ると寂しくなってしまう

違う場所を見渡せば
人が溢れかえり
多くの文明の行き交う場所があれば
逆に静寂をまとって誰にも気づかれながらもその存在に意味を持ち
息づいている場所もあると知っているから…

まるでここは時間の理から
いつの間にか切り取られているかのよう
それは強引にではなく
風化した氷壁が剥がれ落ちように自然と…

かつてここにも時間があった時
きっと
多くの人が受話器から言葉を伝えていたのだろう
感動的な言葉や恥ずかしい言葉まで多くの思いを
いつか
あの受話器に蓄積された想い出を聞いてみたいものだ

錆びて
その形さえも無くなる前には……

――――
どうも僕です(^o^)/

今回は「忘れられる」をテーマに書いてみました

人は良いことも悪いことも時間が消してしまうものだと
生きていると強く感じますね
そんな悲しいような想いを感じてもらえれば嬉しいです

次回も読んで頂ければ幸いです(^_^)v

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