たぶん200万ない。
それより俺が重視しているのは「コップの水」の話。
「コップの水」でピンとくる人は伊丹十三の映画を見た人。
金貯めようと思ったらね、花村さん。使わないことだよ。あんたは葬式がありゃ1万、結婚式がありゃ2万と出すでしょう?
そんなもの出してたら金は残らない。100万あったって使えば残らない。10万しかなくても使わなければ、まるまる10万残るんだからね。
あんた、今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水、貯めてるとするわね。あんた、喉が渇いたからってまだ半分しか溜まっていないのに飲んじゃうだろ?
これ、最低だね。なみなみいっぱいになるのを待って…それでも飲んじゃだめだよ。いっぱいになって…溢れて…垂れてくるやつ…これを舐めて。我慢するの。
そうすりゃコップいっぱいの水は…
って山崎努の話は名言というか、格言だと思うね。
いや…あんた達には金のことは何にもわかっちゃいねえんだ。
金は生き物だ。金は時間とともに育つんだ。金は私の子供だ。金は未来。金は未来の命だ。金とともにある時…私は、不老不死になるんだ。
って三國連太郎の言葉も忘れられないね。
俺にとって伊丹十三の作品は俺自信が「カネ」に大して一番影響を受けた作品だと思う。
それを考えたら貯金なんてくだらない。必要最低限の貯金と稼ぎがあればいい。
最悪、「コップの水」を空ければいいんだからヨ。
■街角でズバリ質問!「貯金、いくらありますか?」意外にみなさん答えてくれました
(TOKYO FM + - 01月30日 20:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=4965609
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