Be The One

日々お寒うございます。
先日、関東地方ではなかなかな降雪にお見舞いされても、休む事も許されず、
残雪はなはだしい中だというのに、今年の寒さは記録的なもののでございまして、
窓の外では誰かが声をからしてリンゴ売りの真似をしているのに笑う事は止められて
僕のテレビが画期的な色になったりするなら、はいつくばってはいつくばって
布団の中へ夢の中へ行ってみたいと思いまお元気ですが鉄鋼と鋼鉄ですふっふ。

今回は24日水曜日。人によっては給料日、人によってはド平日のお話です。
｢超英雄祭 KAMEN RIDER×SUPER SENTAI LIVE&SHOW 2018｣に行ってきました。

ざっくりいうと年に一度の仮面ライダーとスーパー戦隊のお祭りです。
放送局と制作会社の主催でレコード会社が協力してるもんですから
それぞれの俳優さんも出ればヒーローも出てお歌も聞けちゃいます。

今回は現在放送中の｢仮面ライダービルド｣と｢宇宙戦隊キュウレンジャー｣がメイン。
更に巷では来月から放送される新戦隊の主題歌が発表されるのではと噂されていたり、
先達って引退宣言をされた小室哲哉さんが引退宣言後初めてステージに立たれたり、
我々も初めての｢超英雄祭｣だったりしたりしていろいろと注目しておりました。

一作一作がスーパースター、全員揃ってオールスターの仮面ライダーとスーパー戦隊の
ベストマッチなお祭りがどんな感じだったかは下のリンクに迅速果断よろしく勇気です。

http://www.geocities.jp/tekkoutetu/r-404.html

ここだけ補足。

･当日は物凄い寒波が来るという触れ込み通りとにかく寒い。バナナに釘が打てる程に。

･少し早めに行って物販でパンフレットを買おうと開演一時間半前に到着。
同じ算段の方が多かったらしく武道館の外側二階をぐるりと回る程の行列で焦る。

･列の進みがなかなかに滞り、開演に間に合うか不安、かつ超寒いのでかなり焦るも
なんとか買物を終えて足もげる程に急いで座席についたのが開演5分前。

･まさか弊サイトのレポートにキティちゃんが登場する日がくるなんて。

･最初のアクションステージでそれぞれのヒーローが戦うごと
バッキ―木場さんと木村昴さんによるに録り下ろしで紹介ナレーションが。
端的さや言葉選びがなかなかじわりと素敵でした。

･ビルド組は放送開始から4ヶ月&こういうイベントは初という事でどこか初々しい。
そんな中で一座を引っ張る武田さん。さすが仮面ライダー経験者。

･一方のキュウレンジャー組は声優さんも含めての全員集合は初だとか。貴重。
一年以上の撮影が終了&こういうイベントはお手のモノな声優さん達も沢山&
12人の大所帯なのでいい塩梅のごちゃごちゃ感が楽しい。割と伝説がポンコツ。

･小太郎田口さんへの観客の声援が凄い。

･ハミィ大久保さんの一部報道についてと思われるツッコみや、大きなお友達への
正義があれなんでも出来るけど何でもやっていいわけじゃあないという一言等、
攻めの姿勢を崩さない明夫さん。ボイス以外でもノックアウトでした。

･昨年の感謝祭以降様々なステージを経て凱旋された幡野さん。超キレッキレ。

･素顔だけど素顔じゃない戦士たちがナビゲートするのもキュウレンジャーならでは。

･｢冒険とロマンを求めて｣からの｢海賊戦隊ゴーカイジャー｣ってやっぱアガるー。

･ゴーカイジャーでルカ市道さんのご登場を少し期待していたり。

･バディロイドの登場も嬉しかったですし、陣マサトサプライズも超嬉し。

･歌いながらステージの端から端へダッシュする大西さんにぶったまげる。

･｢ルパンレンジャー｣のテーマは新進気鋭の吉田達彦さんがご担当。
怪盗っぽいスマートな歌声もさることながら、長髪巻き毛&長身の見た目や
クールでミステリアスな雰囲気もこれまでのスーパー戦隊歌手にはいない感じ。

･｢パトレンジャー｣のテーマは吉田仁美さん。発表された時は思わず声出ました。
これまでにない大人な感じな歌いぶり魅力。そして隠せないおはなつやつや感。

･オープニングの｢ルパンレンジャーVSパトレンジャー｣初公開。
アニメNEXT_100の｢翼を持つ者〜Not an angel Just a dreamer〜｣的に
異なる二曲を一曲にするという、とてもテクニカルな対位法に興味津々。
それぞれの歌詞、歌声がちゃんと聞きとれ、それが掛け合いになっているという
これまでの戦隊主題歌には無かった試みがされている事もさることながら、
曲調もシリアスなムードを感じる抑えめのブラスサウンドになっており、
これまでのスーパー戦隊主題歌には見られなかった新しい魅力を感じました。

･後日知ったのですが主題歌、劇伴とも気鋭のバンドLowland jazzの皆さんが演奏。
コロムビアでアニソンやボカロをズージャーにしたアルバムを発表されていますが、
どこかで名前を聞いた事があると思ったら2016年の串田さんの｢宇宙刑事ライブ｣で
ブラス隊を担当されていた方々。あらまあつながっているらっしゃる。

･クールでポーカーフェイスな吉田達彦さんとおすまし微笑み吉田仁美さん。
名字は同じ吉田ながら、歌声も衣装も雰囲気も身長も髪の長さなどなど、
それぞれの個性を活かしながら、両戦隊の個性を活かしたキャラ付けをされており、
見事な好対照ぶりがなかなか興味深く。今年のご活躍が楽しみです。

･｢キュウレンジャー｣の楽曲で幡野さん所属のMOJOSTの方々が活躍されていたので、
今年はその中から誰か、さしずめ元Reyの"はらけん"原田謙太さんが主題歌歌ったら
面白いんじゃないかと思ってたら吉田さんでびっくり。したら同じ事務所の
高橋洋樹さんとか福山芳樹さんとか戦隊に参加されたりしないかしら。

･踊るクッシーや踊る明夫さんが見られるなんて。

･"超英雄祭のお守り"松岡さん。髪のボリュームがフルスロットル。

･｢Armour Zone｣｢DIE SET DOWN (No F.O. Ver.)｣が両方フルサイズで聞けて嬉し。
しかも｢DIE SET DOWN｣は好きなNo F.O. Ver.。ラストの歌詞がよいのです。
前回は作品を見れていなかったのですが、見た後に聞けると感慨もひとしお。

･アマゾンズで長瀬赤楚さんのご登場を少し期待していたり。

･壇社長という役柄もコミコミで圧倒的存在感の貴水さん。

･三浦さんはやっぱりゴイゴイスー。スーススー。スーを差し上げます。

･引退宣言後初ステージの小室さん。すげえ生で小室さん見ちゃった。
この日一番の声援&歓声だった様に感じました。二番は小太郎田口さん。

･ちなみに後日一部報道で小室さんが｢無言でキーボード生演奏｣とありました。
｢無言でキーボード生演奏｣って普通なのではないかしら。
本編が盛りだくさんの内容の為、ほとんどの歌手の方はトーク無しで、
限られた人だけがトークをされており、小室さんもその一人として
ちゃんとお話されました。件の引退宣言について言及されていないから
｢無言｣扱いなのでしょうか。昨今流行りの題名詐欺ですな。あぶないあぶない。

･｢Be The One｣は最初聞いた時はキレイめの曲だわねと思っていたのですが、
ライブではPANDORAマジックもあってか実にノリノリな曲になっておりまして、
何よりBeverlyさんの高音がパネえ。まだ突き抜けるかって程に容赦ねえ。

･てっきり｢スペース･スクワッド｣と｢アマゾンズ｣について何かしらの
新発表があるかと思っていましたが、今回はおあずけ。
と思ったらその週末のスーパーヒーロータイムで新映像公開ですもの。
あらやだいけず。

･ライダーと戦隊、ビルド、ルパンレンジャーVSパトレンジャー、
スペース･スクワッドなど"二つで一つ"的なものが多かった印象。
最近のヒーローの流行りなのかしら。

･ライブパートは戦隊は大型ビジョンに歌詞が出たり、
ヒーローと一緒に盛り上がったりする作品メインの印象なのに対し
ライダーパートではビジョンに歌詞は出ず、代わりに特殊効果が足され、
映像作りはあくまで歌手の方がメインで引っ張る印象。それぞれ魅力。
作品ファーストとアーティストファーストと出も言いましょうか。
コロムビアとavexのアニソンへの姿勢の違いを感じました。

｢感謝祭｣は行った事があったものの｢超英雄祭｣は初めてでございましたが、
初々しく瑞々しいビルドチーム。賑やか楽しいキュウレンジャーチームと
両作品の出演者のトークはそれぞれの味わいの違いを楽しめたました。
そしてライブでの歌手の方々とヒーロー達の共演にはやっぱり興奮。
歌手の方のオリジナル振り付けをヒーロー達も一緒に行われているのは
ライブに通う身としましては何度見ても実に嬉しいものでございます。
公認様ならではの盛り沢山で見所だらけの3時間でした。