去年の就職活動中。
色々と本を読んでて、その中の一冊にホームレスをしている男性の本がありました。
確か大卒で色々な会社を受けたけれども準備不十分でどこも受からず、最後卒業までに決まらず、仕事もしないまま実家にいるのが気まずくて漫画喫茶を渡り歩いているうちに家に帰らなくなったとかなんかそんな感じの。
そこに書いてあったのですがそもそもどんな仕事をしたいのか全く考えてなかったのが失敗だった、と。
彼にとって仕事とは何かよく分からないけどビシッ、とスーツを着こなして、最新型の薄型ノートPCを持ち歩いて流しのタクシー捕まえてカチャカチャキーボード叩いて書類を作りつつ『霞が関へ』と走らせるビジネスマンがカッコいい仕事の出来る男であり理想なんでうんぬんかんぬん、みたいな。
ちなみに霞が関で何してるのかは全く知らんけど、みたいなことが書かれてて。
どこから突っ込んでいいのか分からないな・・・
と思いながら読み終えた記憶があります。
まあ、でも。
特に仕事に対して熱い思い入れもなく、義務教育だから学校に行って、皆が行くから大学に行って、皆が始めたから就職活動を始めた学生の認識ってそういうものかもしれないですね。
従業員15人位の古い物流倉庫で仕事するよりも、冷暖房の聞いた従業員100人が皆PCの前に座って仕事している設計事務所の方がいい的な・・・
気持ちは分からなくもない。
ちなみに15人の倉庫、の方は以前のお仕事でお付き合いありまして。
前に打ちあわせに入ったら所長さんと入り口ではち合わせ。
「ああ、すまん。事務所のストーブの灯油が切れちゃってね。庶務の子にお茶でも出して貰って待ってて下さい。すぐそこのホームセンターに行って帰って来るので」
あー。
これはストーブで芋焼いてるな、と思いました。
ちなみに倉庫の隅でおばちゃんが野良猫を餌付けしてるのがちらちら見えていたりします。
今の職場も工場と併設なので似たような雰囲気です。
ストーブと野良猫はついて(?)ないのですが、社員食堂がついてるので昼ご飯は250円で食べられます。
後、正月のお餅はお雑煮になって出て来ました。
年収は転職で下がってますが・・・
こういうほっこりイベントも加味するとお洒落なオフィスで働く=常に幸せ、ってわけでもないよなー、と。
今日もなんとなくそんな感じです。
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