世界中で起こる異常気象。その救世主は、気象コントロール衛星ダッチボーイだった。各国上空に展開した衛星は、巨大宇宙ステーションで制御されている。アメリカ主導で開発されたこのシステムは稼動から数年を経て、2週間後にはアメリカから国連へと全権が譲渡されることになっていた。そんななか、アフガニスタン上空で衛星が故障して暴走、突如砂漠の村が寒波で凍結してしまった。さらに香港でも急激な温度上昇が発生し、街が炎に包まれてしまう。合衆国大統領はシステム修理のためダッチボーイ開発者のジェイク・ローソンをステーションに派遣するのだが…
…気象コントロール衛星が故障して、世界中にハリケーンやブリザードや熱波が襲来して壊滅の危機に! 地球を救えるのは、タフガイのオヤジただ1人!てな感じを思い描きつつ、半笑いで臨んだ「ジオストーム」。隕石を異常気象に置き換えて、ブルースをジェラルド・バトラーと交代させた「アルマゲドン」じゃん!と信じて席についたのですが…
以下、ネタバレストーム。


監督はディーン・デブリン。エメやんの盟友ですから、大災害パニック場面がインフレおこすだけという、いつものバカ映画だと思っていたんですが、結構工夫された作品でした。実はディザスターものではなく、ポリティカルスリラーだったという中身は、意外性がありました。もちろんストーリーはB級スリラー並なんですが、展開は悪くないです。ステーションクルーにも見せ場はあるし、弟マックスと護衛官サラの関係が極秘という設定が後半で生きてきたり、ユーモラスな脇キャラたちの個性も楽しめます。エド・ハリスやアンディ・ガルシアといった、俺好みのアクターが出てくるのも嬉しいし、世間の評判に反して、俺はまあまあ気に入りましたよ。ちょっとトランプ的な悪役の造形も現代的。ハードル下げて観に行くと、得した気分がするのは間違いなし、な作品です。
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