高校時代の思い出

阪神大震災23年 夜も追悼式典
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私が通っていた高校は私立のワンマン経営だった。
教師たちは校長の言いなりだった。
（そうでもない先生もいたようだけど）

そんな校長は毎週月曜日に朝礼を一時間やる。
ちょうど、今時分の頃。
まだ、震災から一、二年過ぎたころこんなことを言った。

「震災で死んだ人の中には高校生でペンを持ったまま死んだ学生がいる。素晴らしい学生である」

卒業してずいぶん経つが、未だにこの言葉が忘れられない。
「学業より命のほうが大事じゃないか？」
と思うのだ。
被災者を貶そうとか馬鹿にしようとかは思わない。
でも、校長の言葉は未だに怒りを覚える。