実は、娘の誕生日

自分の過去の日記を振り返ると、ここ２年は、震災のことに触れていなかった。３年前は土曜日で、ちょうど午後に上京することになっていたので、出発前に東遊園地に立ち寄って献花して行った。どうしても、年月が過ぎるごとに、記憶は少しずつ薄れて行くが、それでも、まだまだ、震災当日の神戸市内の惨状は、頭に焼き付いている。

■雨の中ろうそくの「1.17」に祈り 阪神淡路大震災から23年
(THE PAGE - 01月17日 06:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4946137

たまたま、自宅の家具類が揺れと平行に置いてあったからか、少々位置がズレたぐらいで一切倒れず、我が家の被害は、花瓶１個で済んだ。ただ、あちこちで水道管が壊れており、全壊した家もあった。三木市ですらそんな状態で、県庁付近に行ってみると、ビルやら電柱やらがことごとく倒れまくっていた。

でも、そんな状況のエリアから１kmほど北に離れると、グッと被害が小さくなっていたりもする。震災の前に地盤改良工事をしてた板宿商店街の建物は壊れなかった。新神戸駅周辺は、花崗岩の強固な地盤らしく、やはり、古い住宅でも大きな損傷はなかった。地盤の強さが明暗を分けるのだなと実感した。

ちなみに、１月１７日は、娘の誕生日でもあったりする。もう、帝王切開での出産が決まっていたので、出産日はあらかじめ知らされており、それが震災の日になったのは、本当に驚いた。震災のときには、まさか、ちょうど２年後に自分が父親になっているなんて、想像もしていなかった。この時点では、今の嫁とは、知り合ってもいなかったからね(^_^;