mixiユーザー(id:2606290)

2018年01月13日12:54

219 view

無宗教ならではの視線で語る。私が考える、『宗教観』とは

【宗教とは、一人でも多くの人が幸せに生きるためのもの】

神が居るとか居ないとか、それ自体は重要ではないのです。
いや、どうでも良いと言って良い。(こんなことを言うと、どの宗教であっても熱心な信者には敵視されるけど)
じゃあ、宗教って何なのか。
『宗教って何だ』と問われたら、熱心な信者であれば、『それは、神だ』と答えるでしょう。
無宗教の人間からすれば、『怪しいもの』『怖いもの』と言ったイメージも強いでしょう。
私に言わせれば、それはどちらも正解とは言い難いと思う。

何故なら、宗教とは、一人でも多くの人が幸せに生きる為のものだからです。

【どの教典にも理由があり、自らの人生や周りの人を幸せにするための目的で描かれている】

例えば、イスラムからコーラン。
コーランが出来た時、ムハンマドの生きていた時代と現代ではあまりにも時代が違う為、そのまま当てはめる事が出来ない教えだって勿論ある。
しかし、現代でも通じる精神だって、あるはず。

『旅人に親切にせよ』と言うのは、異教徒だからという理由で敵視するなと言う事。
親切に振る舞い、人間として好かれよと言う事。
信じるものが違えど、住み分けが出来ている限りは争う理由など、ないのだから。
つまり、『異教徒は皆殺しだ!』と息巻くイスラム系過激派のテロリストは、彼ら自身が神の教えとやらに背いていることになる。

女性の権利を制限していたり、奴隷制度があったのは、女性や弱者の命を守る為だったと言う事。
人々がまだ狩りをして食いつなぎ、文明と言える文明が無かった時代。
法律らしい法律もなく、あったとしても大きな権力を持つ国王が全てを一手にしていた時代。
そんな時代にあっては、女性、障害者、少数派の人、身体が弱い人と言った弱者は守られなかった。
衣食住も儘ならず、明日になったら死んでいるかもしれなかった。
そんな人達の権利を守る為、力のある男や権力者の保護を受けさせると言うのが当時のやり方だったはず。
つまり、弱者を守ると言う目的を忘れて、人を虐げることに宗教を使う輩は、そいつ自身が宗教に背いていると言う事になる。

敵が攻めて来たら命の限り戦えとか、戦で死んだら72人?の処女と共になれる?とか、そういうのも同じはず。
一方的に侵略された場合、抵抗しないと自分達が蹂躙される。
でも、戦うのは怖い。死ぬのは怖い。誰だってそう。
それでも、戦わないと自分達が滅ぶ。
だから、奮い立ってもらうための教えだったのだろうと言う事が読み取れる。

キリストでも同じですよね。
周りの人に親切にしようとか、罪を憎んで人を憎まず、人を憎んではなりません、許しましょうとか。
人は生きているだけで罪を犯していく生き物だから、神様に許しを請いましょうとか。
姦通罪を犯したと言う事で縛られて石を投げつけられていた女性に対し、『一度も罪を犯したことがない者だけが、彼女に石を投げる資格がある』と言ったのは、イエス・キリストでしたっけ?

こう言った事から読み取れることがある。
それは、宗教は、人を踏みにじったり、人を虐げるためのものでは断じてないと言う事。

【人が幸せになる為の教えが、宗教。それを悪用する輩こそ、宗教に背いている】

どんな宗教を信じようが、どんな神様を信じようが、それ自体はその人の自由です。
人に迷惑をかけない限り、どんな宗教を信じたって構わないはず。
『こういう考えをすれば、幸せな人生を送れるよ』と言うアピールだって、それ自体は悪い事では無いでしょう。

問題なのは、『自分と同じ神を信じない者は邪教だ、異教徒だ、殺してしまえ、地獄に堕ちろ』と言う発想が間違っている。

イスラムでもキリストでも、旅人や異教徒に対しての住み分けは出来るような教えになっていたはず。
人を許せと言うのはキリストの教えだし、旅人に親切にせよと言うのはイスラムの教え。
自分の意見が、考えが、相手に伝わらないのは悲しい事です。
しかし、それで相手を憎悪するのは、ハッキリ言ってお門違い。
宗教の教えに忠実に従うなら、キリストなら相手を許すべきだし、イスラムなら相手は旅人なので快くもてなすべき。
それが出来ないなら、大人しく去れば良い。
相手がどんな人生を送ろうが、あなたにとっては異教徒であり、どうでもよい存在のはずだから。

宗教。
それ自体は人を幸せにするための教典であり、人を虐げたり、傲慢になったり、暴力を振るう事になる免罪符ではないし、そんな事に使う者こそ、宗教に対する背信行為であると私は考えます。

勿論、イスラムとキリストに限らず、仏教でもヒンドゥー教でも儒教でも何でもね。
3 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年01月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031