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2018年01月12日01:03

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スターウォーズEP8〜THE LAST JEDI★★★★★

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大音量で流れるSWのテーマ、プロローグの字幕が流れると、じわーっと涙がこぼれます。
懐かしい?そんな気持ちになるなんて・・・・
EP5.6にはまった20代も、EP2.3にはまった40代もOPで条件反射でアドレナリン流れてワクワクドキドキ大興奮!、で、こういう懐かしさではなかったのに・・・・。
自分はSWの世界から遠く離れたところに来てしまって、もうその中にはいない自分を感じてしまいます。SWに熱狂した夏はもう遠い日のことですから。

でも見終わったら、EP2を見たあとルーカスが私のために作ってくれた映画だって思えたみたいに、EP8はディズニーが私のために作ってくれた映画に思えて、久々にSWの世界に浸れた気がしました(笑)。
定番のシチュエーション、3本立て同時進行ドラマで旧作を想起させながら、良い意味で予想を裏切るオチで、予定調和と見せかける裏切りがアナユキ的ディズニーのどんでん返しというかナイスなツッコミで面白かったし見応えありました。
それと、EP7ではキャラクターに感情移入できなかったのですが、アナキンやスネイプ先生好きの私には、今作のカイロ・レンにはくらっときましたね〜。ツボ過ぎ〜。(ソロの子とは思えないけど・・・)
EP9では、レイとレンが美しく結ばれて、スカイウォーカー家の悲恋物語に終止符を打ち、晴れて銀河のフォースにバランスがもたらされるハッピーエンドを祈ります(笑)


以下ピンポイント感想 (一切前情報、評判見てないですので、あしからず)


ラストジェダイ
http://fuzakeoni.blog3.fc2.com/blog-entry-603.html
奇遇にも2012年息子とEP7を観たときの感想タイトルと同じ??
これもフォースの導きに違いない(違うから!)
余談ですが、日本ではトムクルーズの「ラストサムライ」という映画がヒットしましたが、その元ネタ映画が「ラストモヒカン」(最後のモヒカン族)という映画だったみたいで、アメリカ人からすればモヒカンもちょんまげも同列に語られてしまうってのが、いやはや何とも。
話は戻って、今作のラストシーン、特別な存在ではない(選ばれし者でない)奴隷の少年が銀河に夢を抱くシーンは、新しいサーガを印象づけてます。
ルークが後生大事に守ってきたSW6冊の古文書は燃えてなくなり、新世紀のSWが始まっているということでしょう。
フォースはジェダイの所有物でないように、神話のない新大陸に生まれたスターウォーズという神話は、熱心なマニアの所有物ではなく、自由を求める世界中の子ども達のためにあるのかもしれません。

〇ジェダイマスターの悩み
自分の失敗を恥じて引き籠もっているルークにヨーダが失敗は一番の師と言います。
オビワンは自分の教育の失敗をくよくよ悔いたりしない、執着のないジェダイでしたが、
さすがルークはアナキンの子だわ(笑)。
「いつの時代も師は弟子に自らを乗り越えさせるのは難しい」
自分より才能ある弟子を師は恐れ、そのジェダイマスターの恐れ(不安)が弟子をダークサイドに落とす。旧作の救世主預言はそういう顛末だったとも言えますね。
ガンダムがだんだんニュータイプ論に先鋭化したみたいに、SWもジェダイ教義に囚われると観念的過ぎて、大人も子供も楽しめる作品じゃなくなるもんね。

○新たなる希望
EP7の謎だった、レイが誰の子であるかということは全く意味がないという展開はなるほど〜フェイクにひかかった分、面白いと思いました。選ればれし者、チョイズンワンではない者が新たなる希望で、フォースは、名もない民衆から媒体としてのパートナーを選ぶのが自然な気がします。
(人間、血筋や環境で決まるわけでない、本人の強い意思と出会いによって決まるってのがハリーポッターでしたね。)
ところで、EP5の最後の希望は実はレイアだったんだよね。
レイアはルークに比べて、思春期の悩みが映画の中で描かれてないんだよね。パドメもそう。彼女らは悪の誘惑とは無縁だったし。
ロミオとジュリエットもそうだけど、男に比べ女には闇がないのが英米文学なのかしら?
レイは出生の劣等感はありそうでしたけど、闇は深そうでなくて全然ダークサイド落ちそうにないです。レイアと比べても安定してるというか、個性がないヒロインで、いわゆる出来過ぎちゃん(一番の出来過ぎ君はBB8ですがw)。個人的には感情移入できるキャラではないですが、だからこそ、ダークな「血」に拘るレイの苦悩が浮き彫りになっていくのでしょう。
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○スノークの実体
あのね〜、ダークサイドにとって、ベーダ−は最悪の裏切りもの!!全然最強じゃないじゃん!!火山でタイマンでオビワンに負けたし。最強の独裁者「ダースシディアス」に勝てたのは、後ろから襲っただまし打ちだし(笑)
ベーダ−を理想化してるあたりからして、ファーストオーダーは茶番でしょう。
これは私の予想に過ぎませんが・・・
私はアナキンがそうであったように、ルークもダークサイドに落ちたかあるいは落ちたふりをしていて、スノークの実体はルークと予想しました。
ダークサイドから帰還してこそ、真のジェダイというのがEP6ですから。
でもパンフレットのスノークの写真見て、これはレイアも入ってそうな気がしました。
双子の恒星、スカイウォーカーの闇をどう希釈していくのか・・・。
非スカイウォーカーのレイと、選ばれしスカイウォーカーの末裔レンが、フォース安定をもたらすために出会う宿命だったのかもしれません。
なんせ爺さんは年上で身分違いの女性との禁断の恋、叔父さんは初恋の相手が双子の妹で独身のまま生を終えましたから、スカイウォーカー家の男子もそろそろ普通に幸せになってもいいんじゃないかな。次回作で、アナキン(ヘイデン・クリステンセン)がフォース体で祝福してくれたら、最高なんだけどなあ。
ところで、レンは黒髪に染めたのかな?

英雄気質
スピンオフの「ローグワン」は世界のために自己を犠牲にした英雄話でしたが、今作は英雄気質を美化しない対照的な視点で描かれてました。
「敵への憎しみより愛する人を守る戦い」というシーンは、ディズニーらしいフェイクでした。
フィンとローズの冒険活劇も楽しくて、善人にも悪人にも様々な人種や異形の異星人がいて、武器商人はファーストオーダーにも反乱軍にも武器を売っている、というあたり、ルーカスの拘りが息づいてる気がします。


劇中、ソロとルークは生を終えますが・・・、最後の希望レイアの役者であるキャリーフィッシャーが去年、この世を去りました。
今作レイアの手を見た時、先日亡くなった姑の手によく似ていて、握った感触を思い出しました。私の憧れでした。
誰もがいつかは、宇宙に帰るんですね。
心よりご冥福をお祈りします。
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