イスラム教では犬は避けられる動物。こんなに人間に忠実で表情豊かな事も知らない人が多い。犬を触ると7回手を洗わないとお祈りができい。だから、触れない様にいつも犬を避けて歩く。野良犬には石を投げて追い出す人もいる。だからオマーンの野良犬は人間を見ると逃げて行く。うちのハリー君も以前の家の近所のオマーン人に虐められてた様で、お父さんがオマーンの服装をしているとすごく怖がる。可哀想。慣れてくれるといいけど、、、
そのことを知ってるから、私がうちの犬をお散歩に連れて行くときは、なるべくお店やモスクから離れて歩く。うちの犬はラブラドール。それでもその価値を分からないオマーン人は多数。散歩の状況をジッと見つめる人が多い。でもマダムが犬の散歩をしていると、きっと高級な犬なんだろうなと思ってくれるらしく、文句言う人なし。お手伝いさんには何を言われても無視する様にアドバイス。犬嫌いな人が多いのは仕方ないこと。自分達がそれを理解して気を付けてたら大丈夫。
私がお散歩に連れてると何も変わった様子なし。楽しくお散歩。だが、うちのハナが散歩に連れて行くと、オマーン人の悪ガキどもがヤシの木の木片で叩いてきたらしい。何もしていないハリー君に意地悪して、ハリー君は怖がって家に走って帰ってきたらしい。その時ちょうどレッスンもなく、もちろんそのクソガキ達がいる公園に行って怒った。「こんにちわ〜。」笑顔
「誰や?うちの犬をいじめたのは?
「こんどやったら許さんぞ、こら〜!!」ここで怒鳴る。
その近くにいた親とお手伝いさんがどうした?とやって来た。「あなたのガキどもですか?もうちょっとちゃんと見張って置いてください。今度うちの娘と犬にちょっかい出したら、黙っていないから。大きな問題になる前に、この悪ガキ達をどうにかしろ!!」
やってないとか最初は言い訳してたけど、私がハリーとハナの母親だと言うと初めてごめんなさいと謝った。悪ガキどもも悪事を認めた。
きっと私がお手伝いさんと思ったのかな。
悪ガキ達もおとなしくなった。この悪ガキども、いつもうちの娘に石投げてきたり、金槌持って追っかけて来たりしてたらしい。
今まで娘は私には言わなかったけど、今回犬の件と同時にボロボロと出てくる悪事の数々。私が動いたことによって、最近はちょっかい出してこないらしい。あそこの日本人、怖いと言うので近所では有名なのかも。近所の自転車泥棒した悪ガキもうちが捕まえて警察に連れて行ってもらったし。うちに近寄ると、火傷するぞ!!
これで犬にちょっかい出す人はいないだろう。今度木片で叩いて来たら、10万円の治療費請求したろ。勿論、怪我させる前に告知。そうしたら、犬がどれだけ価値あるものか、医療費が高額か分かるはず。オマーン人は基本教育費も医療費も100パーセント国が出してくれるから、分からないのよ。
でも、こんな事をするのは低所得者に限る。国外を知っている人は勿論、犬を大切に飼う人が多い。音楽も同じく、イスラム教ではハラームと言ってる人は、知識乏しい人達。知識乏しい人達の殆どは、低所得者。
色んな人種が混ざる国だけど、やはり民族によって違いがある。これを上手く統一させた王様は、やはり凄いわ。
これからハリー君を家族で守っていかないと、、、すごく大人しくて、人に気を使う犬
うちの猫ちゃんも少しは慣れて来たみたい。
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