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2018年01月07日16:23

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ワケありのビール券を使い切る

今日、カクヤスの自宅配達で、使用期限が今年3月末のビール券を使い切りました。このビール券に関しては、いろいろと思い出すことがあるので、書いておきたいと思います。

ビール券をもらったは2011年11月10日(木)で、くれた人は、三ノ輪に住んでいる母親の兄、ボクから見れば伯父さんの夫婦です。この日ボクは、母親を連れて三ノ輪に行き、ファミレス(ココス)で伯父さん夫婦とランチを食べました。

特に用事があったわけではないですが、母親にイベントを作ってあげたいという思いがあったので、2011年の夏くらいから、数か月に1回程度のペースで、こうした会食を開くようにしていました。代金は毎回、ボクが株主優待券で支払っていたのですが、伯父さん夫婦から「いつも払ってもらうと来づらいから」と、ビール券とおこめ券をもらいました。両方合わせると1万円くらいありました。ファミレスのランチなんて1人1000円くらいなので、1万円じゃもらいすぎなんですが、「まあ次もあるから」と思って受け取りました。

しかし……、次はありませんでした。
伯母さんの方が、50日後の年末に急逝したからです。12/30(たぶん)の早朝に伯父さんから電話がかかって来て、「布団の中で死んでる」と。

半年くらい前に、医者から間質性肺炎の診断を受けたという話を聞いていたので、大変だろうなとは思っていたのですが、すぐに亡くなるとは思っていなかったのでびっくりしました。

当然、伯母さんと会ったのは11/10が最後になりました。8月くらいに木曽路に誘っていたので、同じ店じゃない方がいいだろうと思って11/10はファミレスにしたのですが、やっぱり木曽路にしておけばよかったと思いました。

そんな経緯があったので、その時のビール券・おこめ券は使いづらいという話を、母親ともした覚えがあります。ただ、我が家の場合は、生協とかネット通販でお米やアルコール類を買っていたので、そうしたメンタルな理由とは関係なく、使い道に困るという事情もありました。かといって、金券ショップに売るのにも抵抗感があったので、そのまま何年もすぎてしまいました。

ビール券には使用期限があって2018年3月末でした。それで、2年くらい前から、ビール券が使える店を調べて、使うようにしていたのですが、今日、全部使いきったわけです。おこめ券の方は使用期限がないので、まだ数枚残っています。

それにしても、母親の命の期限が、ビール券の期限よりも先に来るだなんて、夢にも思っていませんでした。今考えると、因果のようなものを感じてしまいます。母親が「朝起きたら死んでいるのがいい」というようになったのは、伯母さんの死を意識していたからかもしれませんが、よくわかりません。

ちなみに、ファミレスでランチが終わった後、三ノ輪の商店街のフラワーショップで1520円の花を買っています。三ノ輪の近くのグループホームにいる姉(ボクからだと伯母さん)に面会に行くためです。ただ、グループホームには何回も行っているので、この日ことは思い出せません。

ちなみに、この日の日付が2011年11月10日と正確にわかるのは、フラワーショップのレシートがビール券と一緒になっていたからです。おそらく、伯母の死後に意図的に一緒にしたんだと思います。

グループホームの伯母さんも、上記の伯父さんもまだ健在で、母親の葬儀にも来てくれました。伯母さんの方は車いすでしゃべれない状態でしたが、涙を流していたので、妹が死んだことは理解していたようです。伯父さんの方は、奥さんの死後、認知症が進んでしまい、誰の葬儀に来たのか、よくわかっていないような感じでした。

この2人に比べたら、母親の方が断然元気だったのに、なぜだか先に逝ってしまいました。ボクが母親の死について「まだまだ先だろう」と楽観視していたのは、この2人のことが頭にあったからかもしれません。

いずれにしても、人はこんな風にして、順々に亡くなっていき、痕跡や記憶もなくなっていくんでしょう。

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