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2018年01月04日07:51

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ロートレック展で10数分、迷った結果。

ロートレック展に行きました。
(東京駅から徒歩5分の三菱一号館美術館)

19世紀末のパリの壁を彩ったポスター展です。(素描も油彩も無し

)
有名なムーランルージュの「ラ・グェウル」や「ディヴァン・ジャポネ」など大版は少しだけで、小品のリトグラフが多かった。

個人的に大版を期待していたので少しガッカリ(^_^;)
昨年春に練馬美で開催された「19世紀パリ時間旅行展」では大版のポスターがズラリと並んでいて壮観でしたが…。
今回のロートレック展は、ロートレックと周辺画家に特化していてモーリス・ドニやピエール・ボナールなどナビ派の画家も良かったけれど……三菱の自分のトコの収蔵品ばかり目立って、大型の目玉が少ないのが残念。

…で……ギフト・ショップで目を見張る作品が有りました！(提携している画商の商品ですが…)本物を売っているのです。

▼1927年(昭和2年)
ロートレック作「大食漢」
リトグラフ　￥9800ー
(シートのみ)

うひょー(≧∇≦)
本物の「ロートレック」が1万円しないの？
即売の作品は6枚。他の5枚は10万～20万円の作品。
なぜ、この1枚だけ安いのか！？
①ロートレックは1901年に亡くなっているので、ロートレックの意思が反映されていない作品。
②一応、版画だけど出版物なので版画と言うよりは印刷物(1927年当時なのでリトグラフ)…でもロートレックと言えばリトグラフなので、もちろん価値は相応に有ります。
……で……一番肝心の画題ですが、太ったオッサンがご飯食べてる場面で(^_^;)
闊達な筆致の「ロートレックっぽさ」は有るものの、とにかく画題が良くない(>_<)
美術ファン上級者でも、ただ絵を見て『作者を言い当てろ』と言われ、分かる人は極少数かも知れません。これがパリの女の子でも書いてあれば10倍以上の値が付いていたはず。

￥9800か～………。
迷った結果、諦めました。
…で、今さらながら諦めた事を後悔しています(T_T)
太ったオッサンでも良いから、本物の「ロートレック」を手元に置いておくべきでは？と……。

年初から迷いまくりの年男(戌年)のカントです。
明けましておめでとうございます(^o^)

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