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2018年01月02日15:57

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安全とともにあれ、現代の工学

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「瀬戸大橋」開通から30年に
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瀬戸大橋:開通30年 必要不可欠な“道”に 36
2018年01月02日 13:53 毎日新聞

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毎日新聞
写真2018年4月に開通30年を迎える瀬戸大橋=香川県坂出市で、本社ヘリから久保玲撮影
2018年4月に開通30年を迎える瀬戸大橋=香川県坂出市で、本社ヘリから久保玲撮影
世界先駆けた技術へ挑戦


 道路・鉄道併用橋として世界最大級の橋りょう群「瀬戸大橋」が今年4月、開通から30年を迎える。瀬戸内海の多島海域に架かり、6橋など海峡部の総延長は約9.4キロ。前例のない国家プロジェクトとして建設には1兆円以上もの工事費がつぎ込まれた。開通当初から車の通行台数は増え、地域の人々の暮らしや物流、観光客の足を支えてきた。世界最先端の技術で建設された「道」がもたらしたものを伝える。【小川和久】


構想、100年以上前 


 瀬戸大橋の構想が初めて提唱されたのは1889(明治22)年。香川県議の大久保じん之丞(※)が、丸亀と琴平を結ぶ讃岐鉄道の開通式の祝辞で「架橋ができれば、風波の憂いがない」と述べたとされる。1955年には、国鉄宇高連絡船「紫雲丸」が女木島沖で衝突事故に遭い、修学旅行中の児童を含む168人が亡くなった。この大惨事をきっかけに、開通への機運が急速に高まっていく。


国家プロジェクト


 前例のない架橋工事は、国のルート調査で始まった。69年5月、四国と本州を結ぶ位置が坂出−児島(岡山県倉敷市)間に決定。明石・鳴門海峡と、今治−尾道間を橋でつなぐことも決まった。


 瀬戸大橋の起工式は78年10月にあり、他のルートに先駆け完成し、88年4月10日に与島(坂出市)で開通式が開かれた。最先端技術を集めた国家的プロジェクトには約1兆1200億円の工事費がつぎ込まれた。世界初の本格的な道路・鉄道併用橋で、天候にほとんど左右されることなく四国と本州との行き来が可能になった。


通行台数は2万台前後


 瀬戸大橋の1日の平均通行台数は、88年の1万823台から次第に上昇し、97年の1万6126台をピークに一旦、減少に転じた。しかし、休日の高速道路料金の大幅な引き下げがあった09年以降は2万台前後で推移し、16年は2万2002台。通行料金が次第に下がったこともあり、必要不可欠の「道」として定着した。一方、四国と本州を結んでいた航路は激減し、物流も大きく変わった。橋の開通直後、四国の工場立地件数や設備投資額は大きく伸びたが、30年という期間での地域経済への効果は限定的にとどまったようだ。


 坂出商工会議所の赤木浩・相談所次長は「車や電車で市街地に来る人が増えるなど、人の流れが変わり、地元商店街の衰退の原因となった」と話す。


 四国の人口は、この30年近くで約37万人減り、2015年には384万人になった。地域の衰退が現実化する中、県内への観光客数は健闘している。瀬戸大橋が開通した1988年、県外からの年間観光客は1035万人となり、前年から倍増した。その後700万人前後まで落ち込んだが、近年は900万人台まで持ち直している。


20世紀遺産に


 昨年12月、国際記念物遺跡会議(イコモス)の国内委員会が、香川側にある南備讃、北備讃の両橋を「日本の20世紀遺産20選」に選定。「2橋のつり橋技術は、世界に先駆けた難度が高い技術への挑戦」と高く評価された。


 瀬戸大橋の通行台数は、昨年12月現在で累計1億7000万台を突破。JR瀬戸大橋線の利用客も同3月までに2億5500万人を超えた。橋を管理している本州四国連絡高速道路会社(神戸市)は「世界の中で橋りょう技術のフロントランナーとして、維持管理の技術を開発しながら『200年以上利用できる橋』を目指す」としている。


 ※大久保じん之丞のじんは言べんに甚


毎日新聞

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