１２月３１日の誕生花・檜（ヒノキ）

１２月３１日の誕生花と花言葉は、オリーブ（平和）、ユーリオプスデージー（円満な関係）、カボチャ（大きさ 広大）、センリョウ（可憐・恵まれた才能・富貴）等々があります。今回は、檜[ひのき]を取り上げます。花言葉は、「不滅」です。

ヒノキ科ヒノキ属の植物です。北アメリア、台湾、日本に約７種類分布しています。日本では、最高品質の建材として使用され、飛鳥時代のヒノキ造りの建築物、法隆寺は世界最古の木造建築物として有名です。また、東大寺も平安時代に平重衡や戦国時代に松永久秀によって焼失しましたがその後もヒノキによって再建されています。その他、主に奈良県内に現存する歴史的建造物はヒノキを使用し、千年を超える寿命を保っています。古くは「古事記」のスサノオノミコト神話の中でもヒノキを使用する事が記されています。ヒノキの漢字は「檜」ですが、元々は「火の木」で、こすり合わせて火を起こす時に使った事に由来しています。

万葉集で柿本人麻呂も詠んでいます。
「古（いにしえ）に ありけむ人も 吾がことか　三輪（みわ）の檜原（ひばら）に 挿頭（かざし）折りけむ」