２０１７年　購入アイテムベスト１０−今年１年のグッズを振り返る−

７年ほど前から１年間に自分が買った玩具、本、ＣＤ、食玩、プラモなどの中からその年の良かったと思う商品のベスト１０を選び、それを年末に友人たちに発表するということをやっています。この一年はこんな年だったということを把握するという意味もあって。
今はＨＰなどで紹介する関係上買ったものは必ずすぐ写真を撮るので、デジカメのデータを順に見ていって気に入ったものをピックアップし、その中から順位を決めていくので比較的やりやすいです。
ということで今年も年末に日記でもそれを書いてみたいと思います。

特別賞　「ウルトラセブン芦屋へ」「アルティメットルミナス団地ガスタンク祭り」


「ウルトラセブン」５０周年と「ウルトラ警備隊西へ」でロケ地に使われた兵庫県芦屋市の芦屋市制７７周年のコラボとして商工会議所が中心となって作り上げた企画「芦屋市制７７周年記念事業　ウルトラセブン芦屋へ」。
８月にはウルトラセブンやウルトラマンゼロとキングジョーがやってきてオリジナルのショーも行われて大成功をおさめた手作り感あふれるイベントでした。


これはガシャポン「アルティメットルミナス０３」で行われたキャンペーンの商品で見事当選しました！
オリジナルカラーの団地＋ルミナスユニット×１０個というのは非常にありがたかったです。今後アルティメットルミナスでルミナスユニットが出なくてもウルトラマンの目を光らせることができます。

１０位　本「ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ」


一昨年８月に公開され大ヒットした映画「シン・ゴジラ」。その制作過程の記録や資料、関係者のインタビューを庵野秀明監督自らが編集した１万円もする重い本です。当初は９月発売予定だったものが遅れに遅れて結局２０１６年の年末に届いたので今年度のアイテムとしています。ほんとたんなるムック本ではなく、いかにしてこの映画が企画され、多くの人の手によって作られていったかが膨大な資料と証言によってすごくよくわかりました。

９位　ハイターゲット「ＴＡＭＡＳＨＩＬａｂ.スーパーガン」


バンダイのハイターゲット商品ＴＡＭＡＳＩ　Ｌａｂ.の第１弾の商品でこれも２０１６年末に発売されたのが４０％ＯＦＦになっていたので買いました。高価格帯の商品で世間的にはプロップとしての重みがないとか評判はいまいちなのですが、私的には「ウルトラマン」の怪獣の鳴き声がすべて聞ける「怪獣サウンドモード」がすごくお気に入りです。スーパーガンを構えるとあの怪獣たちの声が聞こえてくるなんて本当に夢のようなアイテムで子供のころの自分に自慢してやりたい一品でした。。

８位　食玩「スーパーミニプラ　ザンボット３」


２０１６年にザブングルで始まったハイターゲット向けの食玩”スーパーミニプラ”ですが、中国金型の粗さが気になって以降購入しなかったのですが、個人的には大好きでかつ以前に超合金魂を買えなかったザンボット３が出るということでひさびさに買ってみました。驚いたことにポロリも少なく、かなり品質が良くなっていました。
ランナーによりほぼ色分けされており、ザンボ―エースは単体で可動フィギュアとして遊べるように少ないパーツ数でかなりよく可動するように工夫されていました。ザンバード、ザンブル、ザンベースは合体させてザンボット３になり合体後のザンボット３もかなりポーズがとれるようになっていました。

７位　玩具「ＢＣＲ０１　仮面ライダービルド　ラビットタンクフォーム」


「仮面ライダービルド」のアクションフィギュアは左右分割組み替えです。仮面ライダーＷのような完全な左右分割ではなく、斜めに２つのパーツが交互に入っている凝った構成になっています。そしてこのＢＣＲ＝ボトル・チェンジ・ライダーシリーズは完全に２つのパーツに分かれている組み替えフィギュアです。ただし他の部分の可動はこれまでのフィギュアと変わりませんが、首と腰は回転しません。もちろん食玩「創動」のようにパーツの取り外しをすれば可動できたでしょうが、あくまで２つのパーツに分けることにこだわったのは玩具としては正解だったと思います。

６位　食玩「大創動仮面ライダーエグゼイド」


「仮面ライダーエグゼイド」の食玩アクションフィギュア「装動」は大ヒットとなりました。毎月発売される中昨年夏にイオン限定で第１弾のリニューアル商品「大装動」が発売されました。ただの再販でなくグレーの成型部分がシルバーで塗装され、ラインなどの塗装ヶ所も増え、手首と腰の可動を付け加えた新商品として発売したのです。イオン限定ということもあってたちまち商品は完売しプレ値がつき、後にプレバンで再販されたりしました。このチャレンジ精神は大好きですし、人気が出た商品は常に品質も良くなっていくということを実証したような商品だったと思います。

５位　玩具「トイザラス限定メガトロン」


映画「トランスフォーマー最後の騎士王」が夏に公開されその商品が多数発売されました。その中でこのメガトロンはすばらしかったです。トランスフォーマーは同じキャラクターであってもサイズが違うと変形方法がそれぞれ違っています。今回のメガトロンでは一般販売ではなくこのといザらす限定のサイズの商品がかなり良く出来ていました。
変形方法にも工夫があってけっこうマッチョな体型のロボモードからすごく細身の戦闘機のビークルモードに変形するというのがすごいです。そしてロボモードはアクションフィギュアとしてもかなりよく動きかっこいいと思います。ほんとうによくできたトランスフォーマーだと思います。

４位　プラモ「1/144　ＲＧユニコーンガンダム」


とにかく１／１４４サイズでユニコーンガンダムの変形を実現したというのがすごいです。ガンプラＲＧシリーズは以前ガンダムを作った時にこのサイズでこの細かさは作るのが辛いと思ったのですが、このユニコーンガンダムはすごく作り易かったので驚きました。しかも各部所の変形ギミックもＭＧのころに比べるとかなり工夫されていてどっちのモードでもカチッと決まるようになっています。今回はユニコーンモードでのプロポーションを優先しておりややデストロイモードのプロモーションは違う感がありますが、ここまでやったのはすばらしいことだと思います。

３位　ガシャ「フルアクションフィギュアＳＡＧＡ仮面ライダー０１」


ガシャポンの可動フィギュアの新シリーズでこれまでのこの価格帯の可動フィギュアの常識を覆す商品だと思います。
「もっともヒーロー的な動きのできるフィギュア」を達成するためにポーズありきで可動を考えるという手法で全身２４カ所可動というガシャポンの限界に挑戦した商品になっています。高価格帯のフィギュアと違って関節のすきまとかは隠すことができないにもかかわらず全体のフォルムがほんとうにかっこよくできていていろんなポーズをとらせるとすごく決まります。

２位　玩具「ＤＸハイパームテキガシャット」


仮面ライダーの変身ベルト関連は最後にはその集大成的なものになってきます。「仮面ライダー」エグゼイドでは中間パワーアップフォームのマキシマムゲーマーに変身する「ＤＸマキシマムマイティＸ」ガシャットを挿したゲーマドライバーに「ＤＸハイパームテキガシャット」を装着して最強のムテキゲーマーにパワーアップします。
上部のボタンを叩くと前面のフタが「パッコーーン！」と開き、「ムーテーキー！」に続いて「輝け！流星のごとく！黄金の最強ゲーマー！ハイパームテキエグゼイド！」と歌が鳴るのですが、この時に横のマキシマムゲーマーからもコーラスのように音声が流れて２つがの音声がハモるというのが本当に素晴らしいです。
さらにハイパームテキガシャット単品でもＤＸゲーマドライバーに挿すことでムテキモードのの音声が鳴ります。このギミックはちゃんとＴＶ本編でも使われているというのがすごいです。ちゃんと玩具のギミックを踏まえた脚本になっているのです。

１位　玩具「ウルトラ怪獣シリーズ８５　ダダ」


そして第１位はこれです。
中国での彩色コストが高くなっている今、経験からくるアイディアで６５０円のレギュラーソフビにダダをラインアップしたということを評価しました。
これまでマルサン、ブルマァクの時代からダダのソフビはその縞模様の塗装の手間ゆえなかなか商品化ませんでした。それが１９９０年代にやっとウルトラ怪獣シリーズにラインナップされた時にはまだまだ線も太く裏面までは塗装されていませんでした。２０００年代に入り中国での安価な塗装技術が向上しやっと裏面まできっちり細い線で塗装されたダダのレギュラーソフビが発売されました。
ところが今では塗装コストが高くなりウルトラマンの背中さえ塗装されていないのが現実です。だからダダはもう商品化されないものとあきらめていました。
それがガシャ「ウルトラ墨絵スイング」で培った塗料を表面の凹面に流し込み拭き取るという”墨入れ”の手法でダダの線の塗装をやりとげたのです！この工夫とチャレンジ精神に第１位を送りたいと思いました。

今年もやはり一番力を入れている仮面ライダーの商品がいろいろとアイディアにあふれ人気もあっていい商品が多く発売されました。そんな中低価格商品に工夫をこらしたダダが１位に輝きました。
５００円という最高価格帯のガシャに関しても切り口とアイディアで今回のフルアクションフィギュアのようないい商品が出てきていると思います。ガンプラについては今の技術の集大成としてＲＧユニコーンガンダムを評価しました。
さて、来年もどんな楽しい商品がでてくるのかたのしみです。