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2017年12月28日08:21

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「復活なのか順応なのか」

テレビ・ドキュメンタリーで「チェルノブイリ事故以降の生物調査」を観た

現地に入ったクルーの印象では
チェルノブイリ原発周辺の生物はほかの地域と較べると
格別生息数が減少しているようには見えないし
むしろ種類によっては生息数が増加しているようにも見えるといっていた

しかし
もともと希少種(絶滅危惧種)について詳細な調査が行われていないので
時系列な増加を測ったものではない

たとえば
「モウコノウマ」というウマの原生種に近い生物に関していえば
汚染度の高い地域から低い地域に移送されたにも関わらず
確実に数が減少しているという

このため
クルーはモウコノウマの糞を調べてみると
セシウム137の検出値が異常に高かった

それが生殖に影響しているかは詳しい調査を待たなくてはならないが
なんらかの放射能の影響があるようだ

もうひとつ
「怖い状況」を番組では紹介していた

チェルノブイリ事故から近いところに「赤い森」という森林帯があって
ここでは落ち葉がそのまま残っているというのだ

つまり葉を腐敗させたりするバクテリアや枯れ葉を分解する土壌生物がいなくなってしまったというのである
つまり生物によっては地域的に絶滅してしまっているのだ

衝撃的だったのは
ウクライナ政府が「立ち入り禁止区域」と定めているところで
生活しているひとびとがいるということだ

このひとびとは
事故後
一旦は別の地域に移り住んだが
転居先で「汚染人間」だとか「放射能が伝染る」と噂され
そこに住めなくなったと元いた場所に戻ってきたという

福島から千葉に転居してきた小学生が「菌」と呼ばれイジメに遭ったというハナシを思い出した

人間の醜さは
洋の東西の違いはない
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