夏のアニメ映画。

「のうそんびより」劇場版で2018年夏に公開！ティザービジュアルお披露目
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これも深夜アニメだったけど、全く健全で毒気のない作品でしたね。オンエアされていたのは２年くらい前でしたが、兎に角風景の描写が見事でノスタルジック掻き立てられる事の連続でした。主人公の“.れんちゃん”の一人称“うち”や“のな〜”の発音からして、兵庫県西部辺りの農村が舞台にも思えますが実際はどうなんでしょう。そういえば、以前同県を南北に走る播但線に乗って眺めた車窓の風景が本作を思わせてくれるものがあり、思わず主題歌の鼻歌が出て来たものです。

さて待望の映画化ですが、公開されたビジュアルからしてアニメ化されていない沖縄旅行編がベースになっている様です。非常に楽しみなんですが、この手のアニメ映画は総じて上映時間が１時間未満で、加えて観れる映画館も少なかったりします。他の作品と併映にして頂くか、上映館が増えて貰ったらなぁ…と勝手なお願いをせずにいられません。私が子供の頃のアニメ映画は二、三本立て上映が当たり前でしたが、それも最近は限られていて少ないですね。それとも東映と角川では映画製作から上映までの流れ諸々が違うのでしょうか。ともあれ楽しみな一作です、お子さんがいる方は是非とも親子揃って劇場へ。

余談ですが、唯一の男性キャラのお兄さんは一切喋りません。本作の謎の一つとされてますが、理由は簡単。何故ならこのお兄さんは劇中に於ける『読者視聴者の代弁者』という位置付けにあるからなのです。