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2017年12月25日07:20

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橋田壽賀子の「知らない間に死にたい」

昨夜(24日)の「ビートたけしのTVタックル特番」に、橋田壽賀子が出てきて、安楽死について語っていた。見ながら思ったのは、母親と一緒に見たかったということ。これを見たら、何と言ったのだろうか。

しかし、よく思い出してみたら、橋田壽賀子は、9月26日のNHK「クローズアップ現代+」でも安楽死の話をしていて、母親も見ていたような記憶がある。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4038/index.html

でも、その時、母親は特に気になるような話はしていなかった可能性が高い。まだ、3か月前のことなのだから、何かを話していれば思い出せるはずだが、何も思い出せない。この番組だったかどうか記憶が定かでないが、「いつもだったら、この手の番組を見たらいろいろ話すのに、今日は話さないな」と思ったことがある。それがこの番組だったのかもしれない。

ただ、橋田壽賀子が「TVタックル」言ってたことは、母親が言ってたことと同じだ。
「知らない間に死にたい。(安楽死を)選んでるくせに、自分でその時を選ぶのは嫌なんです」なんていうのは、母親が言っていた「朝起きたら死んでいるのがいい」と同じだし、「明日の朝でもいいのか」と聞くと「それは嫌だ」と答える感覚も一緒だ。

NHKの番組では、「誰も来なくなったという、そのさみしさはありましたね。あ、もう私はいらない人間になったんだって」とか、「苦しんで病気になって死ぬのが怖いから、一生懸命まだ(薬を)飲んでるんです」とも言っているが、この辺も母親が言っていた感覚と非常に近い。母親が口にした「誰も訪ねて来なくなった」という言葉は、この番組に影響を受けていた可能性もありえる。

いずれにしても、母親の場合、寝たきりになる可能性もあったことを考えると、急変して死ぬというのも、必ずしも悪い結末とはいえないのかもしれない。

また、橋田壽賀子は、別の記事で次のような発言もしている。

  口では「子どもの世話になんか、なりたくないですよ」と言う人が
  多いですが、みなさん心の中では期待しているんじゃないですか。
  けれども、裏切られた期待は、恨みに変わることがあります。
  http://bunshun.jp/articles/-/3861?page=2

母親も、子どもの世話にはなりたくないと言っていたが、結果的にはボクが世話をしたので、期待に応えることはできたと思う。周囲の人から「息子さんがよく面倒を見てくれて幸せですね〜」と言われることもあったはずだし、本人も悪い気分ではなかったはず。ただ、ボクが目標としていたのは平均寿命だったし、転倒事故のリスクも認識していた。それなのにそれを避けられなかったというのは、やはり悔しい。

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橋田壽賀子氏、安楽死について語った「知らない間に死にたい」
2017年12月24日20時37分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171224-OHT1T50172.html

 脚本家の橋田壽賀子氏(92)が24日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜・後6時)に出演し、安楽死をテーマに語った。

 橋田氏は「90過ぎると急に肉体の衰えを感じるんです。死ぬまでは元気でいたいと思う。足も腰も痛いところばっかり。もしも半身不随になったり、認知症になったり、動けなくなって、周りに迷惑描けて、生きていいる意味がなくなったら、死なせてくださいって遺言には描きました」と明かした。

 天涯孤独で、誰も迷惑をかける人がいないと話す橋田氏に、お笑いコンビ「爆笑問題」太田光(52)が「誰も迷惑かける人がいないって言いましたけど、石井ふくこさんとか泉ピン子とか…」と問うと、「全然友達じゃありません」と即答で否定。笑いを誘う一方で、「知らない間に死にたい。(安楽死を)選んでるくせに、自分でその時を選ぶのは嫌なんです」と語った。

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