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2017年12月25日00:20

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中途半端

■精神障害者、雇いやすくする特例措置 厚労省、来春から
(朝日新聞デジタル - 12月24日 13:48)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4917949
「仕事ができない人」を全員クビにした会社の現在
https://www.youtube.com/watch?v=cnwPRWx-uTc

(本稿は障害雇用よりも、雇用そのものに対しての話になります)

私は発達障害者である。
正確に言うと、細かい障害を少しずつ持っているので判断も非常に分かりにくい。
この上にPDSDも患っている。
この私の意見。

日本は戦後終身雇用が基礎にあった。
しかし、バブル崩壊後、終身雇用ができない企業が出てきて世の中は終身雇用から「実力主義・成果主義」へと移っていく。

この「実力主義・成果主義」の国と言えばアメリカである。
アメリカは自己責任・自己主張が徹底された国である。
能力があればすぐに働けるし、実は意外なことだが私のような発達障害者にはかなりありがたいことに各自パーティションと呼ばれる壁で区切られ作業に集中できるように工夫されている。
また、食事も個々人が仕事の進捗状況に合わせて食事に出かけることが可能だ。
(事務職などの話だけど)

確かに精神障碍者は目に見えない障害のために誤解や偏見を日本ではもたれることが多い。
しかし、ちゃんと訓練を受けて専門の人に対人関係などを学び、(たしかに多少難は残るけど)自分に合った適正な仕事を見つけられれば(かなり厳しい条件だけど)定着率もいいし真面目に働く。
実際、マスコミ関係者などを見ていると「発達障害じゃないか?」なんて人を見ることはそんなに珍しいことではない。

さて、日本の雇用に関して話を戻そう。
アメリカの雇用が成立てきているのは、アメリカ人の人間関係が非常にさばさばしていて「自己責任」が国民に浸透しているからだ。
対して、日本の場合、「義理と人情」のように人間関係を非常に重要になるし、「自己主張」さえも浸透していない。

ここにAさんという人がいる。
この人はアスペルガー障害で他者との付き合いは苦手だがパソコンの能力が秀でている。
アメリカの場合は、「採用」
日本の場合は、「不採用」
この差は、能力に赴きを置くか職場の人間関係に赴きを置くかに係っている。

また、公私でもアメリカははっきり分けるから定時になればさっさと帰ることもできるが、(企業によりますよ)日本では定時でも上司が残っていれば部下も残らないといけないという暗黙の掟があった。

無論、アメリカ式がすべていいわけではない。
ただ、今の日本の雇用は障碍者雇用も普通の雇用も全部中途半端であり、結果、多くの人々を不幸にしているのは事実だ。(幸せになっている人もいるかもしれないけど)
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