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2017年12月23日01:54

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母親の本当の死因、急変の原因

今回の母親の急死は、深夜1時05分にいきなり「心肺停止している」という電話がかかってきて、まさに寝耳に水の出来事でした。

葬式が終わった昨日くらいから、直接の死因となった急変の理由について、考える余裕ができました。また、今夜、父親の友人で母の診察もしていた内科医と電話で話す機会ができたので、急変の理由について相談してみました。

まず、基本的な事実関係は以下の通り。

09日(土) シャント圧を上げる。(数値不明)
10日(日) 経鼻で投与していた栄養食を嘔吐。
11日(月) 発熱。白血球数が22000(通常は4000)。誤嚥性肺炎。抗生剤投与。
12日(火) 白血球数5000。主治医からリハビリ病院転院の話。
13日(水) 平熱に戻る。36.8度。
14日(木) 熱は37度前後。
15日(金) 痰が苦しそう。37.8度。
16日(土) AM1:05に心肺停止。心肺蘇生後のレントゲンでは肺に大きな影。
      翌朝のレントゲンでは影が縮小したが、18:33に心停止。

16日の未明の心肺蘇生後に、医師が言っていたのは、以下の2点。

(A) 看護師が点滴を回収に行ったら、呼吸がほぼ止まっていて、その後止まった。
(B) レントゲンでは肺炎が悪化している。
(C) 血中の二酸化炭素濃度が85(通常は35〜40)
(D) 痰などで気管が詰まって、呼吸困難になった。
(E) 心肺蘇生にかかった時間は25分。この数字はかなり厳しい。

これだけだと、母親の身体に何が起こったのかが、さっぱりわかりません。ただ、あの日は、原因を気にする余裕などなかったので、現時点でもはっきりしたことがわかりません。

昨夜、ネットで情報収集しながら考えてみたところ、以下のような仮説が思い浮かびました。

(1) 何らかの理由で呼吸不全が発生し、血液が酸欠状態になった。
(2) 酸欠状態が原因で肺炎が急激に悪化。
(3) 酸欠により脳の反射機能が低下し、痰の排出がより困難になる。
(4) 肺炎の悪化により、痰の量が増える。
(5) (4)と(5)の結果、気道が閉塞して窒息した。
(6) 気管挿入&心肺蘇生後は、酸素量が増えたので、肺炎が急速に改善。

つまり、急変の主要因は(C)および(1)だったと考えると、すべてのつじつまが合います。
肺炎が急激に悪化して、急激に改善した理由も、原因が酸欠なら説明可能です。

今夜、内科医の先生にも、電話口で上記の情報を伝えました。
そうするとやはり、(C)が気になるとのことでした。ただ、さすがに医者だけあって、ボクが思いつかなかった(C)の原因について、その可能性を教えてくれました。

脳が原因かもしれない。
(C)は、呼吸がちゃんとできていなかったことを意味している。
抗生剤の効果が出ていて、肺炎が重症化していたとは考えられないから、だとすると、脳幹にダメージが発生して、呼吸レベルが低下した可能性が考えられる――と。

なるほど、そう考えると全体の流れが合理的に説明できます。
だとすると、脳のダメージがいつ発生したのかが問題になりますが、これについては迷う余地がありません。1週間前のシャント圧の変更です。翌日に母は嘔吐しているのですから、シャント圧変更が原因である可能性が高そうです。ただ、その先生は、そのレベルの話になると、微妙かつ専門的になるので、電話の話だけでは何とも言えないとのこと。

確かにそうです。「シャント圧変更で翌日に嘔吐」というのはわかりやすいですし、ネットで読んだ論文にも、そうした事例があったと思います。でも「1週間後に血液が酸欠状態」というのは、もしそうだったとしても、かなり珍しい事例だと考えられます。ボクが読んだ、ネット上の論文でもそんな話は見たことがありません(ボクが読んだ数なんて、たかが知れてますが)。

母親の場合、入院時には意識があったのに、その後、徐々に意識が低下し、開頭手術となりました。これが母親の脳の体質(個性?)なのだと考えれば、1週間後に呼吸機能の低下が発生したとしても、つじつまは合うように思います。

ドクターXなら、事前&早期に発見して対処できたかもしれませんが、すべての医師に神業的な対処を求めるのは無理。医療ミスといえるほどの問題ではなさそうです。ただ、(C)が、どの時点の検査で判明したのかは気になります。

以上のように考えてくると、やはりこれが母親の寿命であり、宿命だったのかな、という気持ちになってきました。

母親の回復のために収集した知識が、母親の死を納得するのに役立つ。
――実に皮肉なものです。

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