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2017年12月20日18:35

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文士たるもの

文士。
意味、文筆を職業とする人。文章家。作家。小説家。

文士ではないが、私もここで文章を書いたり小説を書いて応募したりネットで公開したりしている。
多くの作家の卵が思うように『いつかは大ヒットして自分の意見、存在を世に問いたい』とは私も思っている。
ただ、文士は基本、フリーランスであり収入は安定しない。
それこそ、『大家』と呼ばれる人でもない限りにおいては他の副業を持っていたりする。
つまり、かなり売れないと貧乏ということである。
それも織り込み済みでの『文士』なのである。

ある小説家の人が、雑誌のコラムでこんなことを書いていた。
「今、ハードカバーが売れない。これならテレビでニコニコ笑っていたほうが楽だ」

この瞬間、私は嫌な気分になった。
この小説家が言っていることは、文士としての最も根本的なこと『自分の意見、存在を世に問いたい』を拒否しているのだ。

ここからは私個人の愚痴である。
嫌な思いもされる方もいるかもしれないので「あ、やばいな」と思ったら即バックボタンを押すなり閉じるボタンを押すなりしてほしい。

昨今の小説を読んでいて思うのは「作家が着飾っている」ということだ。
別にアルマーニを着るなとかそういうのではない。
読者に対して真正面から向かい合おうとしない。
ただただ、仲間内だけで「なぁなぁ」で過ごしている。
過激なセックスや暴力などが小説と限らず、漫画などでも横行しているが実際中身があるのは意外と少ない。
本音を書けば、私は「ものを表現する」というのは如何に裸の自分を見せる行為である。
まあ、私だってそこまで悟れているわけではないけど、「かっこいい自分」だけを見せつける文章などを見ると辟易する。



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