架空鉄道オフ

昨日は埼玉県県民活動総合センター（けんかつ）で行われた架空鉄道オフに行ってきました。このオフに参加するのは久々です。いつも土日開催で、今回も土曜にオプショナルツアー名目で鉄道博物館見学がありましたが、こちらには参加できませんでした。
日曜も朝から開催していましたが、入退場自由となっているので朝はうちで掃除などを済ませてから昼頃に到着するように向かいました。
会場へは大宮からニューシャトルに乗車して終点の内宿で下車。鉄道博物館まで乗ったことのある人は多いと思いますが、それより先の特に終点のここまで乗ったことのある人は少ないのではないでしょうか。この時間だと大宮出発時は満員でしたが徐々に乗客が減り、最後のほうは数えるほどしか乗っていません。
駅からけんかつまでは歩いて行くこともできる距離ですが、無料送迎バスが来たのでこれに乗車して会場入り。
ちょうど昼食の時間で、参加者が食堂に向かうところで会ったので、そのまま「コバトン食堂」に向かって食事にしました。
ここは埼玉県のマスコット「コバトン」が至る所に描かれ、中にはスターリンとか毛沢東みたいにコバトンの肖像画風のものも掲げられていて、何かのプロパガンダ的なものを感じてしまいます。
また、埼玉のサッカーチームということで大宮アルディージャを応援していますが、同じ埼玉の浦和レッズが見事にスルーされているのが印象的でした。


今回はコバトン丼を食べました。まるでコバトンの肉を使っているかのようなネーミングと話題になっていましたが豚肉の卵とじで、食材は県内産にこだわっています。また、毎月17日はドリンクバー無料とのことで、ちょうど無料になりました。
食後に会場入りしてからは、参加者が持ち寄った模型や各種書物や資料等のネタを鑑賞してしばしの歓談。
私もネタとして、飛鳥山博物館刊行の「都電残照'67」、物流博物館刊行の「追憶・西関東の鉄道貨物輸送」、日本時刻表1981年11月号を持参しました。


今回持ち込まれた資料の中には、明治時代の全国路線図、大正12年（1923年）3月現在の東京の路線を記した地図があったのですが、東京の地図は東京市が現在の23区相当に拡大される前のもので、小田急全線や東急の大部分の路線が開業していなく東京の南西部にほとんど鉄道が存在しなかったのが印象的でした。また、東京の市街地も主要な街道沿いにあるのみで、特に街道とは無関係な土地に駅ができた池袋は町がほとんど出来上がっていなく、今ではどちらかというと地味な場所である巣鴨のほうが中山道沿いで栄えていたのも分かりました。
近郊の町も、現在の川崎市は川崎駅近辺が川崎町となっていたくらいでほぼ存在せず、小さな村が沢山ありました。
しばしの歓談の後は、各自3つキーワードを紙に書いて輪になって1枚1枚回して最後に手元にあるキーワードを基にネタを作ろうというゲームというかワークショップ的なことが行われました。以前にこれをやったときはその場で発表していたそうですが、今回は人数が多いためか省略。各自ネタを持ち帰って作りましょうということになりました。私の手元には、「天狗が乗る電車」「ATACS」「特急」というキーワードが来て、持ち帰ってそのままにしておくのもつまらないので、今後何らかの形でネタにしたいところです。
その後は自己紹介タイムになりました。力作を描いている人も多いのですが、私が描いたものは歴史こそ長いけど更新が滞りがちなだけに「今は休眠宗教法人のような状態」と紹介させていただきました。


次いで、発表がある人はその時間が設けられ、日本製の中古鉄道車両が多く輸出されているミャンマーを旅行した人の話を写真を交えて聞いたり、現状あまり盛り上がっていない架空鉄道を盛り上げるための新たな企画など、面白い話を沢山聞くことができました。
会場は17時で時間が来たので撤収し、大宮に移動して解散となりました。その後は一部参加者でソニックシティ隣のサイゼリヤに行って2次会。
2次会の最中のことなのですが、近くのドリンクバーにサッカーのユニホーム風のTシャツを着た人がいて、背番号の上に電気工事会社風の社名が書いてあり、一瞬それが架空鉄道に見えてしまうということがありました。その社名で検索するも見つからず、極めてローカルなサッカーやフットサルのチームなのか、まさかの架空のチーム（アニメ等？）のユニホームなのかもしれません。
そんなわけで架鉄関連事業として架空サッカーチームを妄想したくなったり、取り敢えず名前だけは設定してある架空国家の架空プロ野球チームの設定をさらに充実させてそれなりの形にしたいという衝動に駆られてしまいました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
https://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/40798747.html