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2017年12月16日17:30

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土曜ギリギリ日記274:DESTINY 鎌倉ものがたり

鎌倉暮らしのミステリ作家・一色正和は、年の離れた若い新妻・亜紀子をもらい、結婚生活を開始した。魔物や幽霊が普通に闊歩する特殊な町・鎌倉で、2人は驚きながらも愉快な日々を送っていくが、ある夜、亜紀子が魔物の策略で幽体離脱してしまい、黄泉の国へと旅立ってしまった。正和は亜紀子を連れ戻すため、自身も黄泉の国へ向かおうとするのだが…


「DESTINY 鎌倉ものがたり」。世の中スターウォーズで盛り上がるなか、俺に許された映画タイムは当直前の2時から4時半までということで、やむなく本作を鑑賞。

以下、DESTINY ネタバレものがたり…
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東宝、日テレ、山崎貴というトライアングルは、まさに地雷原。火薬の匂いをプンプン感じながら観ていましたが…


やはり地雷を踏んでしまったなと(笑)


鎌倉が魔物と共存している場所、というムチャな設定はとりあえず受け入れるとして、まず気になってしまったのは時代描写のチグハグさ。クルマ、家、家具、生活用品全てが昭和30-50年代感が強いのに、セリフの端々に出てくるワードが新しいんです。「コスプレ」とか「マイナー」なんて言葉は、昭和っぽくないでしょう。一万円札は福沢諭吉だし、時代統一感が無いんですよ。キンの年齢逆算から言っても、舞台は間違いなく2000年代のはず。それなのに携帯は出てきません。パトカーと警官の制服も、昭和そのものです。これが猛烈な違和感!なぜ設定を昭和にしなかったの?

ま、これもガマンしておきましょう。しかし描かれるエピソードがあまりに定型的で、興ざめもいいところ。ムロツヨシのところなんて、ありがち過ぎて退屈極まりないですよ。最初から最後まで、魔物ルールの説明セリフのやり取りが続くし、イライラしまくってました。マンガ的キャラをやらせたら安藤サクラはビックリするほど大根だし、黄泉の国イメージもジブリっぽくで既視感強いし、あまり褒めるところがありません。亜紀子の身体借りちゃた気の毒一家へのフォローも無いし、ストーリーにも問題あり。最悪は貧乏神の茶碗ね。最後にあれ出して、「しっかり伏線回収しましたよ」みたいなドヤ顔が想像できて、不愉快最高潮でした。あーゆーのは伏線とは言わんよ!


というわけで、早くも2018年ワースト候補。三丁目の夕日で流した俺の涙を返せ、山崎!(怒)
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