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2017年12月15日09:43

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受信料合憲判決 「みなさまのNHK」を各紙はどう報じたか?

文春オンライン

これはちょっと面白くなってきたのではないか?

 NHKのことである。

 先週、「NHK受信料は『合憲』、最高裁が初判断『契約は法的義務』」(スポニチ 12月7日)というニュースがあった。

 簡単に言えば「NHKの受信料はやっぱり払わなければならない」ということである(やっぱりというのは余計か)。


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NHKに訴えられて裁判に敗れたらどうなる


 私が「面白くなってきた」と思う理由は後述するとして、この最高裁判決がNHK受信料の支払いにどのような影響を与えるのか。

 日本経済新聞のQ&A(12月7日)がわかりやすかった。

Q 未払い世帯数は。

A NHKが受信契約の対象とする約4600万世帯のうち、未契約が約900万世帯、契約済みの滞納が約100万世帯いる。

Q NHKの対応は。

A NHKは当初、契約済みの滞納者への督促を裁判所に申し立てたり提訴したりしていたが、近年は契約を拒む未契約者も対象にしている。個人の未契約者に起こした訴訟は約280件に上る。

Q 未契約者はどこまで遡って支払う義務があるのか。

A 最高裁判決によると、NHKが未契約者に対して受信契約の締結を申し出ただけでは契約は成立せず、契約を求める裁判を起こして勝訴判決を確定させる必要がある。判決が確定すれば、未契約者にはテレビを設置した時点まで遡って支払い義務が生じる。


合憲判決が出た最高裁判所大法廷 コピーライト時事通信社コピーライト 文春オンライン 合憲判決が出た最高裁判所大法廷 コピーライト時事通信社
 どうですか皆さん。NHKに訴えられて裁判に敗れれば「テレビを設置した時点まで遡って支払い義務が生じる」というのだ。受信料の集金活動にかなり追い風が吹きそう。


NHKが受信料をもらう大義名分


 そもそもなんで受信料が必要なのか。

《NHKは受信料の意義を「特定の利益や視聴率に左右されず、公平公正・不偏不党の役割を果たせる」と説明しており、これを最高裁も追認した形だ。》(毎日新聞12月7日)

《特定の個人や団体、国からの影響を受けにくくするため、NHKは税金でもなく、広告料でもない受信料で収入の大半をまかなっている。》(東京新聞 12月7日)

《今回の裁判でNHK側は「時の政府や政権におもねることなく不偏不党を貫き、視聴率にとらわれない放送をするには、安定財源を確保する受信料制度が不可欠だ」と主張した。》(社説・朝日新聞 12月7日)

 NHK、素晴らしい。頑張ってる。


判決が出た翌日の12月7日朝刊各紙コピーライト 文春オンライン 判決が出た翌日の12月7日朝刊各紙
 ということは誰かに遠慮したりおもねった瞬間、NHKが受信料をもらう大義名分は消えるということになる。

 こんな記述もある。

《ただ、最高裁は、NHKに対し、一方的に支払いを迫るだけでなく、目的や業務内容を説明して理解を求め、合意を得られるよう努力をすることが望ましいとした。》(朝日新聞 12月7日)

 つまりこういうことだ。

《逆に言えば、受信料を支払う人たちは、NHKに「知る権利」に応えるよう求める権利がある。》(朝日新聞・同)

 あれ? 今回の判決ってむしろNHKにプレッシャーを与えたのではないか? 私が「面白くなってきた」と感じたのはそういう理由である。


受信料を払っている人たちには「知る権利」がある


 実際、NHKについて知りたいことはたくさんある。

《前川喜平・前文部科学事務次官が「最初にインタビューされたのはNHKだが、放送されない」と明かし、政権への配慮があったのではないかと指摘された。》(毎日新聞 12月7日)


前川喜平・前文部科学事務次官 コピーライト三宅史郎/文藝春秋コピーライト 文春オンライン 前川喜平・前文部科学事務次官 コピーライト三宅史郎/文藝春秋
 加計学園問題で、NHKが前川氏の独占インタビューをなぜかお蔵入りさせたという噂は当初からあった。前川氏も公言している。ずっと不思議だったがどういう理由でお蔵入りになったのか、受信料を払っている人たちは「知る権利」があるというのである。素晴らしいではないか、受信料システム。


NHKに関して知りたいことはたくさんある


 今回、裁判でNHKと争った男性は何と主張しているのか。

《今回の裁判は2006年にテレビを設置した後、「偏った放送内容に不満がある」と受信契約を拒んでいた東京都内の60代男性を相手取り、NHKが契約締結や未払い分の支払いを求めて11年に提訴。》(毎日新聞 12月6日)

 男性は「偏った放送内容に不満がある」と主張したらしい。


籾井勝人氏 コピーライト山元茂樹/文藝春秋コピーライト 文春オンライン 籾井勝人氏 コピーライト山元茂樹/文藝春秋
 男性が訴えられた3年後にこんなことがあった。NHKの会長に就任した籾井勝人氏が「政府が『右』と言うものを『左』と言うわけにはいかない。政府と懸け離れたものであってはならない」と発言したのだ(2014年1月25日)。そう考えると男性の主張は無茶苦茶とは思えない。むしろ共感する人は多いのではないか。

 NHKに関して知りたいことはたくさんある。のど自慢に出てる人たちは受信料を払っているのか。オヤジジャーナルが書き立てるように紅白歌合戦の出場には何らかの「枠」が存在するのか?

 みんなで受信料を払って、NHKに知る権利を行使しませんか。




ほんとである・・


これ、たまに書くが

今年は最高裁の裁判官の信任投票があったが

何も書かないと、信任になる

だいたい、最高裁は地裁とちがい、国よりな判決が多い・・
これについてもそう・・


だから、いつも自分は×をつけている
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コメント

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