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2017年12月12日22:34

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(恐らく)今年最後のマーラー演奏会に潜り込む

うんち詰まりもだいぶ癒えた本日は、チケットチェック漏れで早々に完売御礼になっていた下記の演奏会に補欠の最後(整理番号31番)で潜り込めました。
ただ、券はまだけっこうあったみたいですが。(招待券の残り)

○読響第573回定期演奏会
開演:2017年12月12日(火)19:00
会場:サントリーホール
曲目:マーラー/交響曲第3番ニ短調
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子
女声合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:TOKYO FM 少年合唱団、フレーベル少年合唱団
合唱指揮:三澤洋史
管弦楽:読売日本交響楽団
指揮:コルネリウス・マイスター

招待券の残りということで、サントリーホールではいまだかつてない(少なくとも視覚的には)いい席。
木管楽器のベルアップがすべてじゅ。のほうを向いている〜光るハート

あまり重々しくなく軽やかな感じはマイスターの異様に細い脚と相まってなんとなくハーディング味でしたが第1楽章の途中で不思議なルバートがかかるのはハーディング味ぽくない感じ 一方第2楽章はマイスターのひらひらした持ち味を発揮 そういえばメヌエットにスケルツォが組み込まれているとプログラムに記載のこの楽章は昨日聴いたブラームスの2番の第3楽章に似ていますね これもプログラムに書いてあるマーラーが写した自然とはマーラー曰く花鳥森空気のことでなくディオニュソス神、牧神のことと述べたそうですがブラームスの2番もそういえばディオニュソス的な気がします。第3楽章のポストホルンはP席裏で。これも軽やか。藤村実穂子の第4楽章は正直誰の指揮でもすばらしい。軽やかな流れの中にしっかりと夜の印影が刻まれる。第5楽章も軽やかでまさに天上にまっしぐら。
これだけの前振りをして、第6楽章の弦楽合奏がしっとり濡れて深くてサントリーホールの音響にも助けられて潤いにくるまれたような幸福感で魂を揺さぶられた してみると第1〜第5楽章は第6楽章の巨大な前座だったのか?ちょっぴりマイスターにしてやられた感じ。

さて、これで本年度は正真正銘マーラー演奏会鑑賞の最後と思われます。結局本年のマーラー鑑賞回数は今回で36回、全鑑賞回数は本日で143回で全体の約1/4がマーラーであることは変わらず。
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