１２月１２日の誕生花・綿（ワタ）

１２月１２日の誕生花と花言葉は、接骨木［ニワトコ］（哀み）、デンファレ（お似合いの二人）、ホウレン草［ホウレンソウ］（活力）、松［マツ］（同情・かわいそう・永遠の若さ・勇敢）、ムラサキハナナ（熱狂・優秀）等々があります。今回は、棉・綿［ワタ］を取り上げます。花言葉は、「偉大・崇高 繊細・優秀」です。

アオイ科ワタ（ゴッシピウム）属の植物です。エチオピア南部の原産で西アジアや古代にインドに伝わり栽培され、東南アジア一帯に広まり、中国から日本にも伝来したようです。属名は、ワタのラテン古名（Gossypion）に由来しています。単に棉・綿（めん）とも言いますが、摘み取った状態のものが木偏の「棉」、種子を取り除いた後の状態を糸偏の「綿」と表します。英名では、ツリーコットンと呼ばれています。綿の種子は硬い・果（さくか）の中にあって、成熟すると、はじけて綿花が現れます。
ワタは綿糸、綿織物など紡績用にされ、繊維が短いなど品質の劣るものは、ふとんの中入れ綿や脱脂綿などにされる他、綿火薬や様々な充填料として使われています。装飾では、 ドライフラワーとしての利用が多いです。