では4作目。主人公は、アフリカ・コンゴで政府軍の指導にあたっていた海兵隊員ブランドン・ベケット三等軍曹。ゲリラの領地に取り残されたベルギー人を救出する任務に就くが、そこで正体不明のスナイパーに襲われチームが全滅してしまう…という話。
パート3から7年経過してからの続編。狙撃手を〈卑怯者〉と忌み嫌うブランドンが、1作目に登場したミラーの手を借りてスナイパーと対決するというプロットで、スナイパーものの視点を変えた設定が面白い。ミラーという軍狙撃手とチャンドラーという狩猟者の2人の師匠を得て、ブランドンがスナイパーとしての一歩を踏み出すという展開も、シリーズ継続を暗示していましたね。トーマス・ベケットが登場しないのに、その影がチラつく演出もグッド。ミラーがブランドンに拳銃を渡して「お前の親父に貰ったものだ」というセリフがあるんだけど、その拳銃はグリズリーマーク1。1作目でベケットが敵から奪った銃なんですよね、これ。ブランドンの拳銃の座射姿勢もベケット譲りだし、敵スナイパーに仕掛ける罠もベケット譲り。シリーズを観てきた人にだけわかる描写も見どころです。
1作目とは雰囲気がガラリと変わったミラー↓
まだまだ未熟なため、1人の標的に何発も撃ち込んじゃうブランドン↓
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