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2017年12月09日12:57

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「笑ホール寄席」

 地元の落語会「笑ホール寄席」に行きました。



 開口一番:らくぼさん(前座)「山号寺号」。長いお顔。

 マクラは、トントン落ちの例について。

 落語は、スタンダードで、リズムも口調も良い。前座さんとしては良い出来。ウケないのは仕方ない。



 二番手 :笑二さん(二つ目)「道具屋」

 マクラで自己紹介。27歳、沖縄出身と。落語家修行、ツラさは師匠次第で、談笑一門は屈指のラクさなんだそう。でも琉球新報の取材で「ツライ」と話を盛ったら、後でバレた話。

 落語。どうということのない前座噺をストレートにやっただけなのに、ちゃんと受けていた。流石の実力。



 仲トリ :生志師(真打)「お見立て」


 マクラで談志の思い出。ヤクザと談志の板ばさみになった話など。

 落語。やはりスタンダードに演じておられた。ウケてはいたけど。。。

 久しぶりに拝聴しました。二つ目から真を打ちたてのころまではとても面白かったけど、そこで進歩が止まっている印象。かつては談笑さんのライバル的存在だったのに、今では差をつけられている。もっと出来る人だと思うんだけどなぁ。

 あと、外見的に、とても太られていた。老けたし。歳月は恐ろしい。



 仲入り。恒例の色紙抽選会。私の周囲の人が当たっていた。惜しい。



 膝代わり:こはるさん(二つ目)「転宅」。小柄で短髪の女性。ガラガラ声で、少年みたい。

 マクラで、「立川流初の女流」と自己紹介していた。談志は、1年くらい彼女のことを男だと思っていたそうな。

 落語は、口調も声もリズムも良い。腹から出ている太いガラガラ声が聞きやすく、演技の幅が広がっている。マイミクさまご推薦だけのことはありますね。女流屈指の実力かも。ぴっかりさんより上かもしれない。談春師の弟子、というのが納得の芸風。



 大トリ :談四楼師(真打)「柳田格之進」

 マクラ無しで落語に入られた。徳兵衛の取立てが極めて控えめなのが師匠のオリジナルか。帰参時の支度金によって娘は既に身請けされているのは馬生師風だけど、馬生師版ほどはやつれていない。演技だけでなく、構成も含めて、人情噺として上出来。



 出演者が全員、その地位にしては上位の実力者そろいで、とても楽しめました。もっとも、大トリの最中、夕方の自分の失敗がフラッシュバックして辛かったけど。

 あと、全員スタンダードな演じ方だったのは、そういう企画?改作や新作が混ざっても良かったかもしれませんね。


 終演21:15頃。帰宅21:30頃。
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