Gallardo

客のランボルギーニ、勝手に売却容疑　修理会社役員逮捕

客から預かったイタリア・ランボルギーニ社製の高級スポーツカーを無断で売却したとして、警視庁は自動車修理販売会社役員の奥平光紀容疑者（４４）＝神奈川県逗子市久木５丁目＝ら２人を業務上横領の疑いで逮捕し、２９日発表した。奥平容疑者は「借金があって現金がほしかった」と容疑を認めているという。

　丸の内署によると、逮捕容疑は２０１５年４月、派遣社員の男性（５６）から修理を請け負っていたランボルギーニ社製のスポーツカー「ガヤルド」１台を約５００万円で他人に引き渡し、横領した疑いがある。この車は、男性が１４年、ローン契約を組んで奥平容疑者から１８００万円で購入していたという。

　車はローン会社名義のままさらに転売されて、別の男性が乗っていたという。署はローン会社名義の車を安く転売する「溶かし屋」と呼ばれるグループが関与しているとみている。