今期のドラマは、どれも断片的な視聴なんですが、このドラマは「珍しいものを見せてもらった」という感じ。この最終回もガッツリ楽しんで見てしまいました。
「スパイ映画」の世界と「主婦ドラマ」の世界を、無理やり融合させてしまうというのが、この作品の基本構造だと思うのですが、海外ならまだしも、日本物でこういう作品を見るのは初めて。
普通は、こういう無謀な企画を立てると失敗するものですが、キャスティングを含めて違和感なく見れてしまえるというのが、このドラマの稀有なところ。夫婦のバトルシーンが、だんだん夫婦喧嘩のように見えてくる――という演出も斬新。そんなの過去に見たことないです。
綾瀬はるかのバトルシーンも「精霊の守り人」のバルサに比べたら、かなりチープなんですが、こっちの方が違和感なく見えるから不思議。その綾瀬になついている、ママ友役の本田翼もいい味を出してました。
まあ、ラストのオチは、なくてもよかったような気がしますが……。
ログインしてコメントを確認・投稿する