大阪＆竹田城旅行記1日目

土日で大阪と兵庫朝来市の竹田城を旅してきました。ネットのニュースで12月2日に阪急交通社主催の新大阪発で竹田城に行く夜行列車ツアーが行われるという記事を見て、以前から竹田城に行きたかったのと、ツアー専用で臨時の夜行列車が設定されることに魅力を感じたので、受付開始初日に申し込ませていただきました。
まずは金曜日の夜に大阪に向かいましたが、行きは交通費をケチるために、その日の最安値の夜行バスを利用。バスは東京駅近くの鍛冶橋駐車場発、バスタ新宿経由で、大阪梅田を経由して神戸まで行きます。一番安いバスなので、座席は当然横4列で居住性の悪さは承知の上での利用ですが、やっぱり疲れますね。
また今回乗ったバスは、珍しい韓国車(ヒュンダイユニバース)でした。韓国車といえば、以前にウィラーが導入した大宇BX212という車両は乗り心地などに難がある上に、並行輸入名目で型式認証がないのに大量に輸入して国土交通省からクレームをつけられたこととのダブルパンチで短期間で撤退してしまいましたが、ヒュンダイの場合は日本で型式認証を取っているし、乗り心地なども細かいことを言えば切りがないかもしれませんが、日本車と比べてあまり遜色はありません。
東京駅出発時は乗客もまばらでしたが、バスタ新宿で一気に満席になりました。その際に、うさ耳帽をかぶった整形前のスザンヌみたいな大きなウサギも乗ってきました。
高速に入ってからは、海老名、浜松、びわ湖大津で休憩を行い、朝7時半に梅田のプラザモータープールに到着しました。
到着後は取り敢えず朝食が食べられる店を探して梅田駅に向かいましたが、その前に阪急梅田駅の横に綱敷天神社（綱敷天満宮）という小さな神社があったので立ち寄り、旅の安全祈願。
その後は阪急三番街のビクターという喫茶店に入り、ホットドッグセットを食べました。周囲にスターバックスやロッテリアがありましたが、せっかくの旅先でそういう店はつまらないと思ったら、昔ながらの雰囲気かつ値段も高くないちょうどいい感じの店が見つかりました。
チェーン店とは異なり、出てきたホットドッグは手作り感があるのがいいですね。
ただ、注文時も持って来るのも水を注ぎに来るのも、隣の客には仙台の怖いお姉さんもとい杏or芳根京子みたいな人ばかり来るのに、私の席はおじさんの店員ばかりでした(涙)。
食べ終えた後は、梅田駅＆大阪駅周辺を軽く散策していたら、JRの線路横に「歯神社」という小さな神社を発見。これは綱敷天神社の末社で、淀川の決壊を歯止めした神様とされているのと同時に歯痛を抑えるためのお参りでも信仰を集めているそうです。
そして、地下鉄の一日券を買って大阪市営地下鉄御堂筋線に乗車。御堂筋線も戦前に開業した地下鉄ですが、当時からの駅は、天井が高くてアーチ形をしていて、照明がシャンデリア風のデザインであるなど、やたらと凝った造りです。


御堂筋線を天王寺で下車して、まずはあべのハルカスに行きました。
高さ300mはビルとしては日本一で、展望台の高さは東京スカイツリーには負けますが、東京タワーの特別展望台よりも高いです。
エレベーターは上部がシースルーになっていて、滑走路をイメージした灯りがついたシャフト内を見上げながらの移動となります。
やや霞んではいましたが、大阪周辺を一望できてなかなかいい景色を見られました。
そして、通天閣がやたらと下の方に小さく見えましたが、生粋の大阪人だともしかしたら通天閣を見下ろすことに違和感をおぼえる人もいるのかもなんて思いました。
途中には、1階までシースルーではありませんが床がガラス張りのところがありました。
あべのハルカス展望台を見終えた後は、天王寺の街中を散策。阪堺電気軌道が天王寺駅前に乗り入れていますが、最新の超高層ビルの前に古い路面電車が来るという光景はなかなか面白いですね。
また、あべのハルカス直下の近鉄の大阪阿部野橋駅は、ホームの造りや雰囲気が何となくですが東武東上線の池袋駅風です。
次いで天王寺の商店街を見ましたが、最近はなかなか見られなくなった昭和中盤以前の古風な雰囲気がよかったです。
また、天王寺公園を歩いたところ、トイレの標識が何故か猫なのが笑えました。中に入ってみましたがもちろん普通のトイレで、砂が盛ってあり用を足した後に埋めるトイレではありませんでした。
その後は、地下鉄谷町線と千日前線を乗り継いで鶴橋に移動。鶴橋は大阪のコリアタウンとして知られる場所ですが、駅を出るといきなり焼肉の匂いがしてくるのが印象的でした。


大阪環状線の西側、近鉄の北側に焼肉店の集まる界隈があって、そこを歩いていたら客引き攻勢が物凄くて、こちらが思わずドン引きしそうになりましたが、値段は安めなので意外と安心です。ここでピンクのジャージ姿の戸田恵梨香似の客引きに「入らないとビンタする」と脅されて(嘘)、鶴橋ホルモン本舗という店に入りました。
1000円の焼肉のランチセットがいくつかあるのですが、一番量が多い250gの赤身ホルモンミックスランチにしました。
250gで色々味わえて、ご飯、わかめスープ、サラダ、キムチとナムル盛り合わせが付いて1000円なのは安いしお得ですね。しかもご飯はおかわり無料です。
安いから不味いということもなかったし、サラダは辛口のドレッシングが焼肉にマッチして美味しかったです。
食後は鶴橋駅前のコリアタウンを散策。コリアタウンなら東京にも新大久保や三河島などがありますが、こちらはより規模が大きいのと、きれいに整備されることなく昔のままの細い路地に店が所狭しと並ぶだけに、ディープさのスケールが違います。
そのエリアにも飲食店はいくつかありましたが、やはり昔ながらの古びた屋台風の店ばかりで、先程のきれいな焼肉店よりも安くてさらにリアルな韓国の味が楽しめそうなだけに、こちらの方がよかったかもと少し後悔してしまいました。
コリアタウンを散策し終えた後は、地下鉄で難波に移動。
まずは大阪松竹座を見ました。近代建築風の美しい外観ですが、外壁を再利用した以外は1997年に新築されたものだそうです。


あと難波といえば、阪神タイガースの優勝など何かイベントや祝い事があるたびに飛び込む人が続出する道頓堀川の戎橋、グリコの看板、かに道楽本店の看板が有名ですので、これは逃さず撮りました。グリコの看板の前では、ランナーのポーズを真似て撮影している人が沢山いましたが、調子に乗って阪神が優勝した訳でもないのにうっかり道頓堀川にダイブしないよう気を付けて欲しいです。
その後は少し離れた日本橋界隈を歩き、大阪高島屋東別館、黒門市場を見てから再び難波に戻り、なんばグランド花月前を通り、少し早かったけど夕食＆飲みにしました。
安くて良さそうな串カツの店があり、覗いてみると戸田恵梨香似の人(相方は横澤夏子みたいでしたが)が一番手前にいるも入ろうとしたら満員で(涙)、仕方なく近くの串皇という店にしました。こちらは一転して若い女性が近づき難いのかおっさんしかいない店でしたが、値段も手頃だし名物の半熟卵串、もち串などの面白いメニューもあったりで、なかなかいい店でした。
まずはビールで乾杯して、定番商品とおすすめ商品を色々味わえる串カツ盛り合わせを食べ、最後の〆にチャンジャご飯を食べました。
飲み終えた後は御堂筋線で梅田に移動し、コインロッカーに預けた荷物を取り出してから新大阪に移動し、夜発のツアー集合まで充電やシャワーと仮眠を兼ねてネットカフェで休憩しました。


そして、21時半に新大阪駅下の動輪のモニュメント前に集合し、22:04発の特急「こうのとり27号」に併結の貸切夜行列車に乗車しました。
本来は福知山行きの列車ですが、増結した貸切列車を福知山で切り離してさらに先の和田山に向かいます。
列車の行先表示は、出発時には貸切車も「特急こうのとり・福知山」となっていました。
発車後は、大阪、尼崎、宝塚、三田などに停車して23:51に福知山に到着。
定期列車としての運行はここまでなので、ここで定期列車4両は切り離しになりました。切り離し作業が見られるというのもこのツアーの売りだったので、多くの人がこれを見学しました。
↓切り離し作業の様子

また、ここから下車地の和田山までは普通に走れば30分程度で到着できてしまう場所ですが、「夜行列車」のためここでしばらく停車します。夜行にしては短い距離を走る列車で時間調整を行う例は、東武でもみられ、スノーパルが新藤原駅で夜中に同様の時間調整を行います。
時間調整中は、1時に駅が閉鎖されるまでの間は改札外に出てコンビニなどに行ってもいいことになっていましたが、駅構内のセブンイレブンは22時閉店で、場所柄仕方がないのかもしれませんが、セブンイレブンなのにイレブンまで営業しないのはある意味誇大広告でしょうと突っ込みたくなります。
駅前に別のセブンイレブンがありましたが、やや離れていました。
ここで、カルビーポテトチップス47都道府県シリーズの関西版が売っていて、「兵庫の味ぼっかけ味」があったので買ってしまいました。
コンビニから戻ったら、電車の行先表示がいつの間にか「団体 和田山」に変わっていました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
（1日目・その１）https://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/40782742.html
（1日目・その２）https://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/40782764.html