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2017年12月04日17:45

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オタク講座 丸井善男(丸井のおっちゃん)について(アニメ版「ミスター味っ子」)。

*原作漫画シリーズは現在、
番外編のような話
「ミスター味っ子 幕末編」を
週刊朝日増刊「真田太平記」で連載中。
https://publications.asahi.com/news/565.shtml

>■コミック『真田太平記』
>【発売】
>第1号 12月26日 発売
>第2号 1月27日 発売予定  第3号 2月27日 発売予定
>以降  3、6、9、12月の各27日発売(年4回発行)、全20巻(予定)
>※定価 400円(税込)、B5判

(現在、10巻まで刊行していると思われる。)



 今回のオタク講座では、
寺沢大介先生のライフワークとなっている
「ミスター味っ子」から、
漫画版ではなくTVアニメーション版の、
丸井善男シェフ中心で語ってみた。



 アニメ版「ミスター味っ子」
 今川泰宏 初監督作品
 高山みなみ 初主演作品

 高木渉 声優デビュー作品
(キャスティング アドバイザー たてかべ和也)



※高木渉さんと、たてかべ和也さんに関する話は、
オタク講座では割愛した。

 詳しくは、今年9月7日(木)に開催された上映会
『サンライズフェスティバル2017 翔雲』(TOHOシネマズ新宿)
http://www.sunrise-inc.co.jp/sunfes/2017/schedule/lateshow.php
でのトークショーで語られました。

 当日の様子は、「ミスター味っ子」公式HP内のコラム
「サンライズフェスティバル2017翔雲
『ミスター味っ子』トークショーレポート」
http://www.sunrise-inc.co.jp/ajikko/column/index.php
で紹介されています。




漫画連載:
1986年40号〜1990年4・5合併号

TVアニメ版放送:
1987年10月8日〜 全25話の予定で開始

 アニメ版では、
みつ子、しげる、丸井善男の役割が増える。
 料理の説明は、
アニメオリジナルキャラ「ブラボーおじさん」にさせる。


 丸井善男(CV:飯塚昭三)
 味皇料理会 イタリア料理の主任。
 若手調理人を指導。



【1期 1〜25話】
 第1話で、味皇が陽一の料理の腕(二度揚げかつ丼)
を認めたと知り、

 第2話
 丸井は、陽一とイタリアン料理の基本、
ミートソース・スパゲッティーでの勝負を、申し出る

 くるみ入りミートソース・スパゲッティー。
 麺の茹で具合はアンデルテ(歯ごたえが残る茹で上がり)。
(私はここで、「アンデルテ」を覚える。
 「戦国魔神ゴーショーグン」では、
肉の焼き方「ミディアム」「レアー」を覚えた。)


 陽一の、茄子を使ったスパゲティーに敗れ、
丸井も陽一の実力を認める



 第4話
 丸井、味皇料理会の用で日の出食堂へ行き、
法子さんに一目惚れ

 それ以降、
味皇料理会の用事以外でも、
ちょくちょく来る様になる

 おっちゃんは、それとなく法子さんにモーションを
かけ続ける(法子に話しかける時だけ、顔が美化)
が、法子はスルー


 第18話
 陽一のクラス女子による手作り
バレンタインチョコレート対決

 みつ子は丸井に手作りチョコの作り方を教わりに行く

 丸井「くれぐれも、この丸井善男
が宜しく言っていたと、伝えてくれたまえ」

 みつ子「あぁ、陽ちゃんのお母さんね」

 丸井「それと私は、甘い物が大好きだ
という事も、忘れずに伝えてくれ」

(法子さんからチョコを貰いたかったが、
みつ子の義理チョコしか貰えず)




 味皇グランプリで終わる予定だったが、
好評で、番組延長
【2期 25〜50話】に突入
 アニメオリジナルストーリー続出
(原作に追いつきはじめていた)

 26話
 カレー丼の「浪花のどんぶり兄弟」登場

 丸井、日の出食堂の留守を引き受ける
が、他の主任に頼んで、自分も大阪に

 味皇、大阪城の中にいるのに、巨大化


 第42〜48話
 10年振りに開催の味仙人トーナメント

「もう、この辺でいいのでは?」
と言う法子に
「男は、夢を追い求めるものなんですよ」
と説明(説得)する丸井

 陽一が挑戦権を得て、
味仙人に「美味い」と言わせた
(黄金の舌を出させる)

 過去、味仙人に
「美味い」と言わせられたのは、
味皇
丸井
の二人だけ

 丸井は、自分もまだまだ精進する身だと悟る


 第49話
 丸井、イタリア政府の要請で、
若手料理人の指導者として招かれる事に。

 激励会で丸井が、料理を振るまう事に。

 丸井は、早めに来た陽一
ソースを味見してもらう。

 味見をした陽一は、
「おっちゃんと対決した時の
ミートソースは、おっちゃんが沢山持っている
味の、一つでしかなかったんだ」

「身近にいて気づかなかったけど、
(俺が)最も恐れないといけないのは、
丸井のおっちゃんだったんだ!」
と思う


 激励会で丸井は、
自分がここまで成長できたのは、
天才少年料理人・味吉陽一がいたからだ
と紹介した上で、二度目の味勝負ではなく、
「味探し」をしてくれと申し込み、
陽一はその申し出を受け入れる。

 一週間後、「味探し」が行われる事に。


 丸井は法子を呼び出す
 いよいよプロポーズか?
と思われたのだが、
丸井は「ありがとう」とだけ言って、去る

 ここで、二度目の放送延長が
決まったのではないか?

【3期】に突入だから、まだ結婚させられない



 第50話 陽一と丸井の「味探し」
(二度目の対決)前に、味将軍グループ乱入

「この勝負に負けたら、
丸井は味将軍グループの一員として
イタリアへ行く事になる!」
と言って陽一を混乱させ、
ロボクックとの対戦を要求する
(作画だけでなく、ストーリーも暴走
 Gガンダムあたりから開花する、今川演出)


 陽一と丸井は、ロボクックに勝利する

 陽一は丸井の41回目の誕生日祝い
で、誕生日ケーキを作る

 丸井は陽一の為に赤飯を炊く

 丸井、若手料理人の指導で
イタリアへ旅立つ
(ここで丸井を、話の本筋から一旦外す)


 陽一は、丸井の手助けなしで、
味将軍グループと戦う事に(試練)




【3期 51〜75話】
 味将軍グループとの戦い、激化

 第71話 味皇入院
 第72話 陽一が作ったハンバーガー
を食べて、車椅子の味皇、暴走

 阿部一郎のハンバーガーを食べて、
陽一、打ちのめされる。

 第73話 丸井、緊急帰国
 丸井の置き手紙を法子が読み上げ、
陽一は立ち直っていた

 丸井、味皇と味将軍が
兄弟だった事を隠していた事を法子に詫びて、
三度目の放送延長



【4期 76〜99話】
 伏線回収
 話のまとめに入る


 原作漫画の連載終了前に、アニメ版が終わる事に。

 漫画版では、最後に味皇と味勝負するのだが、
アニメ版ではオリジナルストーリーで
大胆に展開させる。



 第76話 味皇、姿を消す(味の追求)

 第94〜95話 味皇戻るが

 第96話 味皇、記憶喪失になってた事が発覚

 味を追求し続けている内に倒れて、
御婆さんの作った御粥を食べて、記憶喪失に。

 味皇料理会の主任達が、
自分の料理を食べさせて味皇の記憶を
取り戻させようとするが、失敗


 第97話
 味頭巾は、両親のいない一馬を、施設から引き取っていた。
 味頭巾の正体を知った一馬は、
味皇の記憶を取り戻させようとするが、失敗


 第98回
 陽一も失敗するが、丸井は自信満々
(味皇の記憶を取り戻す事ができたら、
法子と二人でヨーロッパへ)

 法子は陽一に、
丸井からプロポーズされ、受け入れた事を明かす
 「つい、OKしっちゃったのよね」
 「悪い人じゃないし」

 素直に喜べない陽一
(自分の父親は、父ちゃん一人だけ)


 法子は、ヨーロッパ行きの旅券を、何故か
しげるに預けていた

 それを取り上げようとする陽一

 夜まで逃げ回って、帰宅しようとした
しげるは交通事故に遭う(幸い、軽症。)



 第99話
 みつ子に謝る陽一

 お腹がすいた、しげる
 陽一は「好きなもの何でも作ってやるぞ」
と申し出るが、
しげるは姉・みつ子の手料理を希望

 大変な目に遭ったからこそ、家族の
愛情ある手料理を求めるのであった・・・


 丸井も、味皇の記憶を取り戻させる
のには、失敗していた

 丸井「愛情の篭った料理か・・・
わしらは、料理の基本的な事すら、忘れていた」

 陽一は、再挑戦すると告げて、味皇がいる場所へ

 法子は、陽一を呼び止めようとするが、思い留まる



<ここで5分経過。強制終了。>



 味皇の為に作る料理は、今回も「かつ丼」

 陽一の思いが味皇の心に届き、
二人の体から謎の光が放出され、
雨が降った後でもないのに、都会の空に虹がかかる

 陽一はきっと、母親の再婚
(丸井のおっちゃんが自分の新しい父親になる事)
を、受け入れてくれるだろう




「これからも宜しく頼むぜ、おやじ!」
(「父ちゃん」と「おやじ」で、分けて考える。)

「おやじか・・・悪くない響きだな」
(「おっちゃん」から「おやじ」へ「昇格」。)

で話を綺麗にまとめなかったが、
その辺は視聴者に考えさせる余地を
残したのかもしれない。



 結論

 丸井も法子も、大人の身勝手を通そうとした。
 そんな気持ちで、味皇様の記憶が戻る訳ない。
 陽一の事を考えていない。
 恋は盲目。
  ↓
 三回の放送延長による
しわ寄せが生じたかもしれないが・・・


 OP曲「ルネッサンス情熱」

 ルネサンスは一般に、「創造」を意味する言葉だが、
中世のルネサンス運動では「再生」を意味する言葉
としても、用いられた。

 アニメ版「ミスター味っ子」は
料理(味勝負)だけでなく、
家族の再生についても、描いた作品だった。


というオチを言う前に、打ち切られてしまった。





 CS局「アニマックス」では、Blu-ray BOX化に合わせてか、
平日の5:00(早朝)からの帯枠(火〜土曜日)で、
「ミスター味っ子」を二話ずつ再放送中。
https://www.animax.co.jp/programs/NN10000863
 明日は、第49話と第50話。
(丸井のおっちゃんが、イタリアに行ってしまう回。)





『コナン』『GTO』に『真田丸』!
声優歴30年のベテラン・高木渉が演技論を語る「アドリブはしようとしなくていい」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=141&from=diary&id=4726880

 「鉄腕アトム」お茶の水博士の声で有名だった、
勝田久さん主宰の俳優・声優になる為の勉強をする所、
「勝田声優学院」。

 勝田久さんがご高齢になり、
2015年春で閉鎖されたが、厳しい所だったらしい。


 もう削除されてしまったが、
「勝田声優学院」HPのカテゴリ1
「声優になるためにはどうすればいいでしょうか?」
のQ11、
「養成所を出たら必ず声優になれるという保証はないのですか?」
の回答は、とても正直だなと思った。

 卒業しても、養成所への斡旋等は行わない。
 流石は、自分の進路は自分で決める
(プロダクションなり、養成所に入れてもらう努力をする。)
所だったので。


 高木渉さんは、特別講師の方にお願いして、
アテレコ現場を見学させてもらった。

 その現場が、たまたま「ミスター味っ子」だったのだ。


 公園に、たてかべさんが散歩しに来た時、
休憩していた高木さんは
すかさず台本を取り出し、読んでいる振りをした。

 その行為を「勉強している」と思ってもらえたのは、
運が良かったのだろう。
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