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2017年11月30日17:10

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■11/30神戸新聞朝刊阪神版に私が撮った中学三年の松永貴志の写真が

■11/30神戸新聞朝刊阪神版に私が撮った中学三年の松永貴志の写真が

2017/11/29 22:00神戸新聞NEXT

浜風の家 19年の証し(1)ピアノ

■2001年3月の中学卒業記念ライブでピアノを弾く松永貴志さん(市民提供)  

阪神・淡路大震災で被災した子どもの心のケアを目的に、全国からの寄付で建てられた兵庫県芦屋市の「浜風の家」が来年1月17日、閉館する。1999年1月のオープン以降、19年にわたって子どもと過ごしてきた施設には、子どもたちが親しんだ「モノ」、復興の願いが込められた「モノ」が、いくつもある。来年3月には施設の解体が予定される中、ゆかりの「モノ」を通じ、浜風の家の歩みを語りたい。

■かつて、少年だった彼も、この鍵盤と向き合った。

 芦屋市出身で、日本を代表する若手ピアニスト、作曲家の松永貴志さん(31)=東京都。

 浜風町の隣町のマンションに暮らし、「中学、高校の帰りに友だちとたまに寄って、ポロッとピアノを弾く。遊び場の一つだった」

 そのグランドピアノは、海が見える1階の集会室にある。ピアノに鍵はかかっていない。あなたが好きな時、好きなだけ弾いていいよ−。施設を訪れた子どもが自由に楽しめるよう、あえてそうしてあった。

 ピアノは、ヤマハの代表的なモデル「C3」。国内外で活躍するピアニスト有森博さん(51)=東京芸術大准教授=から、「子どもの心の癒やしに」と寄贈の申し出があった。1999年1月17日、浜風の家のオープン式典には有森さんも出席。“弾き初め”としてショパンの「幻想即興曲」を披露し、ピアノにサインをした。

 その後、ピアノには子どもたちが代わる代わる触れ、2001年3月には、当時15歳だった松永さんが「中学卒業記念ライブ」を開いた。

 13歳でジャズ界の巨匠ハンク・ジョーンズさんに才能を認められ、「天才ジャズピアニスト」と注目されていた松永さんが、「星に願いを」「A列車でいこう」などを披露した。

 「あたたかく迎えてもらったことを覚えている。とても懐かしい場所」。ピアノと松永さんは12月15日、閉館前のコンサートで「再会」する。(中島摩子)

 【浜風の家】 直木賞作家の故藤本義一さんらの呼びかけで、全国から寄付を募って1999年に設立。社会福祉法人「のぞみ会」が、兵庫県から土地の無償貸与を受け、運営してきた。近年は児童館として子どもを受け入れてきたが、県は「当初の役割は終えた」として土地の明け渡しを求め、来年3月末での返却が決まっている。児童館の運営終了は12月23日。来年1月17日には最後の追悼メモリアルイベントを計画している。松永貴志さんのコンサート(12月15日午後3時から)は、事前申し込みが必要。浜風の家TEL0797・35・5700

 神戸新聞阪神総局では、芦屋市の「浜風の家」の閉館を前に、浜風の家にまつわる思い出、メッセージを募集します。名前、年齢、住所、電話番号を記し、ファクス(0798・23・0302)かメール(hanshin@kobe-np.co.jp)でお寄せください。

https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201711/0010775277.shtml

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