『時をかける少女』(アニメ映画版)を視聴。
ここまで細田作品3作を観てきたので、せっかくということでチョイス。劇場以来2度目の視聴。
勢いだけだという人もいたけれど、その勢いがいいんじゃないのかなぁ。原作と対極的なヒロインの行動が時代の変化を感じさせて、そこがまたこの作品の味になっている。ベタ塗に近いあの絵もわたしは嫌いじゃない。奥華子の『ガーネット』も相まって、ジュブナイル作品としてはかなりレベルが高いと思う。まあ、ヒロインの声はごにょごにょ……。
ちなみに、作品の良し悪しとはまったく関係ないいちゃもんレベルの話ではあるのだが、わたし的にこの作品の時間跳躍を「タイム・リープ」と呼ぶのには抵抗がある。
「タイム・リープ」という言葉の初出、あるいは定着させたのは『時をかける少女』の原作だから致し方ないのかもしれないが、未来から来た青年は「タイム・トラベル」と呼ぶべき力を使っているわけだし、ヒロインの時間移動も「タイム・リワインド」と呼称したほうが的確なのではなかろうか。
個人的に「タイム・リープ」という言葉は、『タイム・リープ あしたはきのう』で定義されていた「意識のみの時間跳躍、かつ同じ時間を繰り返すことはない」という能力のみで使いたい。
もちろん、『ゴッドマジンガー』の使い方などはもってのほかだ!
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